彼の為の優しい鎖
[21/21]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
だから。
絆を繋げ、そうして彼を縛ればいい。
平穏による優しい鎖で、彼の心を此処から離さないように。黒麒麟の絶望に喰われぬように。
今は楽しい夜を。
華琳は弾む心をそのままに、秋斗に見えないよう舌をぺろりと出した。
――友達なんでしょう? それなら私の悪戯にずっと付き合いなさい、秋斗
皆の夜は更けていく。
大事な絆をまた繋いで、笑ってはしゃいで、子供のように。黒麒麟がやらなかったことをこの軍で。
雛里は一人、この暖かな場所に感謝を。愛しい彼を想って胸の内で呟いた。
――あなたが帰る家は、もう一つ出来てますよ……“秋斗さん”。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ