加賀さん再び
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ば新しい機体がちょうどよく届いただけ。
「それじゃ、調整とかフィッティングとか全部終わらせましょうか。 データはある程度いれてます。 直ぐに終わりますよ」
加賀さんとともに落ちてきた物体。加賀さんはためらうことなくそれを開ける。
青
最初に見たそれは青かった。
「性能では、サバーニャ以上といってもいいほどのできですよ。 ほら、早く早く」
急かされる形で機体に乗り込むと、朝の篠ノ之博士のスピードには劣るがそれでも十分早い。
さすが、わが社の取締役である。
「はい、終わりましたよ」
「ありがとうございます」
パンッ、とてを叩いて終わりを告げた加賀さんにお礼を言う。
サバーニャとは全く異なる近接格闘のIS
「しかし驚きましたよ。 機体を届けてくれと連絡されたときは何かと思いましたが……見事にぶっ壊れてますし」
「なんかすいません」
「まぁ、君をサポートするのがわが社の使命みたいなものですから」
そのために私たちが造られたんですからね、と耳元に口を寄せて小声で加賀さんが話す。
「なぁ、中。 何がどういうことなのかやく分からないんだが……」
よかわからずに付いてきたのであろう一夏が首をかしげる。
その視線は俺の乗る機体へと注がれていた。
……いや、一夏以外のメンバーもそうか。
「あれだ、俺のサバーニャが今の状態だと使えないらしくてよ」
「……それについては中。 お前のおかげで助かった。 それと、ごめん……」
「だーかーら気にするなっての。 あれは俺の自業自得だ。 ま、それは置いといてだ。
とりあえずサバーニャが使えないのに、まだ福音は動いてんだ。 俺だけ出れないってのは嫌なんだよ。
で、うちで作っていたもう一機を運んでもらったんだよ」
ことの事情を説明しながら、俺は武装の確認をしていく。
ガンダムOOの劇場版において、主人公が乗った機体
『ダブルオークアンタ』
最終決戦仕様で、あの機体が見事にIS化されていた。
「正式名称では長くなってしまうので、機体名は『クアンタ』
サバーニャとはタイプが全く違うので、仕様の際は気を付けてください。 あと、例のあれもつけてますので、ここぞという時には使ってくださいね」
やっぱ、加賀さん。あなた最高です
「ん〜束さんは色々と聞きたいことがあるんだけど〜……いいかな?」
そんな様子を終始黙って聞いていた篠ノ之博士が口を開く。
この世界にない技術であるGNドライヴ
彼女はそれに興味を示している。が、それを教えれば最後、どんな事態になるか分からない。
「残念ですが、うちの社に関係することは何一つお教えで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ