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ローゼンリッター回想録 〜血塗られた薔薇と青春〜
第1章 第12同盟軍基礎訓練所:中半 鬼白兵戦軍曹 ルイ・マシュンゴ
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とは思えないくらいの肉片にした後でした。
拭ってもぬぐっても涙は出てきました。
中尉は自分のために戦死されてしまった・・・という罪悪感が残りに残って、中尉に申し訳ないとしか言いようのない情けない自分を恥じました。
その後中尉の遺品の中に中隊の全員200人個人個人へ向けた手紙が見つかりました。
そこには訓練中の思い出、みんなでばか騒ぎをした思い出などが個人個人に綴られていました。
そして中尉は最後に
「追伸
マシュンゴ1等兵へ。貴官を陸戦専科下士官学校に推薦しておいた。
よい指揮官になれよ。
エベール・クラウト中尉」
とありました。
その後私は、必ずや、中尉のような指揮官になる。
部下を第一に考え、自ら前に前に行く指揮官に。そして、自分の尊敬する人を今度は守るために。」
と言って、マシュンゴ軍曹は7杯目のウォッカを飲み干した。
この優しい顔の裏には、そんな壮絶な経験があったなんて思いもよらなかった私は感動の涙と共感と一緒に紅茶を飲み干した。
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