奥義2. 自己紹介、僕の名前は小鳥遊 遊助!って気安く呼ぶな!!
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というかダンゴムシじゃなかったんだ、あの子。
「グソク共々よろしくお願いします。」
共々!?その子も一緒になの!?
というか学校にペット連れてきて大丈夫なの?
そう思っていると、男子が一人手を上げて先生に意見する。
「センセー、学校にペット連れてきちゃって良いんですか?」
まあ普通はそうなるよね。
「特別に許可は出ているのでそっちは問題ありません。」
許可出てるんだ…。
「それに頭が良いみたいなので授業の邪魔にはならないと思いますし。」
まあさっきもスケッチブックに字書いて挨拶してたしね。
ってあれ?グソクちゃん(だっけ?)がいない…。
気が付くとグソクちゃんは小鳥遊君の頭から教卓の上に移動しており、スケッチブックと何かをみんなに見せてきた。
なんだろ?
「グソッ。【良かったらこれ、お近づきのしるしにどうぞ。】」(・×・)/クッキー
あの子ホントに虫なの!?
凄く礼儀正しいんだけど!?
ちなみに貰ったクッキーは皆で食べましたがとても美味しかったです。
その後グソクちゃんは小鳥遊君の頭の上に戻り(そこって指定席なの?)、小鳥遊君は先生に言われた席に付いてホームルームは終了された。
ちなみに席は窓側の一番後ろでした。
ホームルームが終わると、アリサちゃんとすずかちゃんが私のところにやってきた。
「まさか今朝のあいつが噂の転校生だったなんてね。」
「ビックリだよね〜。」
確かに私もあの子が転校してくるとは思ってなかったの。
「それで?丁度いいから聞くけど、あいつはなんなの?」
アリサちゃんはクラスの皆に囲まれ質問責めにあっている小鳥遊君の方を見ながら私に聞いてくる。
「なんなのって?」
「今朝のことよ、落ち着いたら話すって約束だったでしょ。」
ああ、そのこと。
「私も気になってたんだ。」
「うん、実はね…。」
私は今朝の出来事を二人に話した。
「なるほどね、要は変な奴だけど一応なのはの恩人って訳ね。」
「変な奴って、確かにちょっと変だけど…。」
「いや、アレはかなり変でしょ?」
アリサちゃんは何故か大道芸を始めている小鳥遊君を見ながら言う。
どうしよう、否定できない…。
「アハハ…。」
私は思わず苦笑い。
「でも今の話聞くとなんだか運命感じちゃうよね。」
「「どこが!?」」
すずかちゃんはさっきの説明のどこに運命を感じたの!?
「だって登校中に知らない男の子に助けられて実はその人は転校生だったなんて、何か少女漫画みたいだと思わない?」
「それがサイに乗って頭にダイオウグソクムシ乗せた武将じゃなければね。」
確かに…。
「確かにな…。」
「…。」
「…。」
「…
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