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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第九十八話 新たな魔術師の才能
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なく周囲をまるっと氷漬けにした。
さらに魔眼はオンオフは幸いにコントロールは出来ているが、オン時に出力を弱めることが出来ず百パーセントの力で行うため、すぐに維持が出来なくなってしまう。
とはいえ
「魔術回路が起動して、すぐにこれだけ行えればたいした才能だよな」
素質の高さに驚くと共に、自身の才能の無さにわずかに肩を落とす士郎であった。
「それで士郎。
私達の魔術はどうなの?」
「うん、さっきから悩んでばっかりだと心配になるよ」
「ああ、すまない」
アリサとすずかの言葉に二人に向き合い、今後の事を伝える。
「アリサもすずかもかなり素質が高い。
だけどまだ初心者だから課題もあるから当分はイメージトレーニングだけ、実際の魔術の訓練は俺が立ち会える時だけという約束を絶対に守ってくれ。
魔術のコントロールに失敗すれば死に直結する。
それだけは肝に銘じておいてくれ」
士郎の真っ直ぐな言葉にアリサもすずかもしっかりと頷いてみせる。
「そして、二人の課題だ。
まずアリサ、恐らく触れていないものを物に作用したりするのは苦手みたいだが、逆にさっきの炎のように手の平とか自分自身の接する場所に炎を生む事は得意みたいだ。
だけど一瞬ではだめだ。
ローソクサイズの火で良い、指先に生み出して同じ火力で安定させることをイメージしてくれ」
「うん、わかった」
「すずかは触れていない物に作用させる力はあるけど、魔眼も魔術もオンオフのみになっているから、オンした後に出力を調整することをイメージしてくれ」
「はい」
二人の返事に頷いて
「さて、あっという間に時間が経ったな。
そろそろ夕飯にしよう。
その後、鮫島さんを呼ぶから」
「いつの間にかこんな時間なのね」
「言われてみればお腹が減ったかも」
三人で地下室を後にし、リインフォースとプレシアを交えて五人で夕飯にして、鮫島に電話をかける士郎。
最後に二人改めて約束を確認して、見送った。
イメージトレーニングのみで魔術の行使に制限を掛けているが故にゆっくりであるが、アリサとすずかの魔術師としての一歩はこうして始まったのであった。
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