八話:雷光
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ニクの鍵―――時空を制すオリジンの力の名残で世界を隔てても使う事が可能なのである。最も、本人はそのことは特に気にしていないのだが。
『ルドガーさん! フェイトちゃんと…アルフさんが……』
「落ち着け、なのは。何があった?」
『フェイトちゃん達が―――雷に撃たれて重傷を負ったの!』
なのはの言葉を聞いたヴィクトルの顔がサッと青ざめる。同時にアースラからと思われるモニターが現れて、ある映像が流される。その映像にはジュエルシードの封印を終えた瞬間に空から降って来た雷光に撃たれ、信じられないという表情をしながら海に落ちていくフェイトと彼女を助けようとして、意識が完全にフェイトだけにいった所を狙い撃たれたかのように落ちて来た雷撃を受けて自身も落下していくアルフの姿だった。
「なぜだ……なぜ、このようなことを―――」
茫然としながら呟くヴィクトルの目には急いでフェイトとアルフを助けるなのはとユーノの姿も予想外の事態に転送してきたはいいが初動が遅れてしまい、ジュエルシードの回収が出来ずに封印した六つ全部を奪われてしまったクロノの姿も映っていない。
「なぜだ!? プレシアッ!!」
彼の目に映るのは二人をわざと襲撃した、今ここにはいない女性への怒りと疑念だけだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ