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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第467話】
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イペースというか、なんというか……。
――まあ下手に関わってくるよりは此方の方がいいかもだが。
二つ目のシグナルが点灯――意識を正面に向けて集中させる、気を抜くと怪我をするのは明白だ。
三つ目――緑のシグナルが点灯するや、偏向重力カタパルトが加速――射出されるや第六アリーナの空へと飛び出した。
機体のスラスターを点火し、機体制御は雅に任せて上昇していく――と、簪の打鉄・弐式をハイパーセンサーが捕捉した。
ズームインして簪の表情を見ると、緊張の色も見えるのだがそれ以上に自身の機体で飛べた喜びの方が勝って見えた。
とはいえ直ぐに集中し、背部スラスターの出力を調整しながら機体を加速させていった。
流石に打鉄の後継機なだけあってか、加速力は悪くない――と、ハイパーセンサーに打鉄・弐式の異常を感知、ステータスが右半分に大きく表示された。
どうやらシールドバリアーが展開した際にPICと相互干渉した結果、PICの機能が反転したらしい。
――勿論この程度で手助けするわけにはいかず、俺は機体を上昇させていって中央タワー頂上部へと到達するとその場で静止した。
タワー外周を簪の機体が螺旋を描くように上昇していく――速度は抑え目で、空中投影キーボードを左右に呼び出しながら飛行システムの構築を行っていた。
――ながら運転は危ないのだが、幸いにも他に訓練してる機体はない。
――というよりも、事故防止の為、制限をかけてるだけなんだが。
空を眺めつつ、表示された機体ステータスにも意識を向けてると飛行音が近付いてくるのがわかった。
「おっす」
簪が頂上部まで到着するや、俺は手を挙げて歓迎した。
それに面を食らった簪は、どう反応したら良いのか困ったのか小さく頷くだけに止まった。
そんな簪に苦笑しつつ、俺は機体の事を聞いてみた。
「機体の方はどうだ? さっき異常があったみたいだが?」
「大丈夫……」
そう返事をするだけに止めた簪に、俺も深くは聞かず――。
「なら良かったよ、とはいえまだ試運転。 無理すれば事故の元だからな?」
そう返事を返すと、簪は視線を慌てて逸らし――。
「じゃ、じゃあ……戻るから……」
言うや、俺の返事を待たずにタワー外周を螺旋状に下っていく。
そんな簪の対応に、頭を掻きつつもその後を追うように着いていく。
「流石は次世代機って奴か、速度は現状のブルー・ティアーズと同等って所かな、これが」
「た、多分……、データ上では……同じ……」
言いつつも、更に加速させていく簪。
まだ試運転だからそんなに加速する必要は無いのだと思うの
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