After26 それでもこの道を往く
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戒斗以外が元気にイエスの返事をした。
――長いようで短かった戦いの終わり。
咲たちはクラックを跨いで地球へ飛び出した。
クラックを越えて帰っていったかつての仲間たちを見送ってから、紘汰は苦笑して溜息をついた。
(未練がましいぞ、俺。どっちが特別かなんて一目瞭然じゃないか)
紘汰には「オトナになれないなんてイヤ」と言ったのに、戒斗には未来を与えてまで生かした。
紘汰には背中を押す言葉をかけたのに、戒斗は引き留めようとした。
「どうしたの、紘汰?」
「いや。戒斗の前途は明るいだろうなあって思ってさ」
「?」
「こっちの話」
閉じたクラックから、青空に顔を向けた。
紘汰と舞は手を繋いだ。
――今度こそ、これから命ある限り、この惑星を守っていこうと、誓って。
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