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詩集「棘」
勿忘草

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ふと歩く道 陽溜まりの中
風は優しくそよぐ
想い考え 足を止めて見上げたら
空が とても眩しくて

どんなに心の奥へやっても
隠し切れないよ 君への想い…

春が終わり夏がやって来た
柔らかく咲う青色の花
口に出来ないこの切ない心…
どうしたらいいのかな…勿忘草


どれだけ想い続けていても
君は受け入れてくれないよね…

昼下りの暖かな陽射し
静かに揺れる ささやかな青
淋しい気持ち…あの人に会いたい
どうしたらいいのかな…勿忘草

触れることの出来ない
記憶の中の姿…
今すぐに抱きしめたい…忘れないで…

春が終わり夏がやって来た
人知れず咲いた空色の花
口に出来ない この切ない愛を…
どうしたらいいのかな…

勿忘草…





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