機動戦士ガンダムSEED編
第10話
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友人がいる前で喋るとは思ってもみなかった。
だが、そのお陰でミリアリア達はフレイを軽蔑の眼差しで見るようになった。さすがにかなり人のいいこいつらでも我慢の限界がきたのだろう。キラは顔を見る限りまだフレイのことを信じたいという風に見える。やはり原作と同じく恋愛感情を持っていたのだろうか。
しかし、このやり取りで食堂の空気はかなり悪くなってしまった。元凶の一人であるオレが言うのはおかしいが、どうにかしないとな。
「悪かったな、いきなり乱入した上にこんな空気にして…」
オレの言葉を聞いてミリアリアがとんでもないという風に口を開いた。
「いえ、そんなこと!私達じゃあそこまで言えませんでしたし…正直助かりました」
「うん、それにさすがにあれはないよ…。前からフレイのコーディネイターへの態度が酷いとは思ってたけど、まさかあそこまでのものだなんて…」
カズィもフレイに対して苦言を呈した。どうやらよほど前から酷かったようだ。
「まあ、とにかくそれは置いておくとして。それより彼女を部屋まで送らないとな」
「ああ、そうですね」
「確かご飯を貰いにきたんだったか。食事は運ぶから部屋に戻ってから食べてもらうことが構わないか?」
「はい。それは宜しいのですが…」
「んっ?」
「大丈夫なのでしょうかあの方は?」
………あんなこと言われたのに奴を心配するなんてな…。全くこいつら揃いも揃ってお人好しばかりのようだ。
「さあな。だがあの手のタイプはあれ位じゃあへこたれもしなければ反省もしないと思うぜ。少なくともまた何か言われたくなければ近付かない方が懸命だ」
「…わかりました」
その後ラクスを部屋まで送った後、オレも自分の部屋で食事を採り体を休めることにした。休める時に休んでおかなきゃな。
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