機動戦士ガンダムSEED編
第10話
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た。…ホントにこの様子からだと将来あんな風になると想像もつかないんだがなぁ…。
それから数時間後、個室にてマリュー、ナタル、ムウの三人によるラクスの事情聴取が行われ、ラクスがプラントの最高評議会議長の一人娘であることが判明。さすがに民間人とはいえそんな人間を艦内で自由に歩きまわらせることはできない為、個室から外に出ないようにしておくことになった。
「まあ、そんなことはどうでもいいとして腹が減ったなぁ……」
あれからオレは補給物資の仕分け作業を手伝わされ、終わったのはもう夕食が欲しくなってくるような時間だ。
食堂の近くまでやって来てやっとご飯にありつけると思った時オレはその声を聞いた。いや聞いてしまった。
「…ちょっとやだ!やめてよ!冗談じゃないわ。何で私があんたなんかと握手しなきゃなんないのよ!」
………チョットマテ。今の声ってフレイ・アルスターか?というか台詞からしてまさかあのイベントか?!
「コーディネイターのくせに馴れ馴れしくしないで!!」
その台詞を聞いた瞬間、オレは食堂に飛び込むようにして立ち入った。
「悠凪さん………!!?」
突然現れたオレにキラが驚きの声を上げる。他の面々も突然現れたオレに驚いているようだ。
食堂にいたのはキラ以外はカズィ、ミリアリア、フレイと学生組の三人。そしてラクスのまさに「ガンダムSEED」の8話で起こったあのイベントそのものな状況である。これをテレビで初めて見た時はフレイのウザさにイライラしたものだが今回はその時以上の怒りがこみ上げている。やはり実際に見た方が感じ方が強くなるということだろう。
「…これはどういう状況だ?第一まずなんで彼女がいる?」
オレは本来なら個室にいる筈のラクスを見ながらそう告げるが…
「丁度いいわ!あなた誰だか知らないけどちょっとそこのザフトの子ここから追い出してよ!その子部屋から抜け出してきたのよ!!」
「………オレはお前に言ったんじゃない。そこのラクスって子に聞いたんだ。その意味が少しでも理解できたなら黙ってろ」
「なっ…………!!」
フレイが空気も読まずに発言したのに対して、オレは睨みつけながらフレイに口を閉じるよう言った。だが、それがかんに障ったようだ。フレイはオレに何か言おうとするが
「申し訳ありません。私お腹が空いてしまいましたので、お部屋からここにやってきてしまいましたの」
ラクスの発言により遮られる。どうやら聞いた限りだと原作と同じ状況のようだ。
「…何故君が部屋から出てここに来られたのかという疑問が残るが、君がここにいる理由については解った。だが、オレがここに入る直前にそこの赤毛の女が聞き
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