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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第88話 後輩できました!
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ーシア先輩のアイデアです」
「アーシアの?」
「へえー、アーシアが?」
「ち、違うんです。私も人と面と向かって話すのは苦手で。でも、電話なら大丈夫なので、逆に自分の顔が見えなければと皆さんにお話しただけで…」
「そこで私がこれを思い出してね。頭に何かを被せたらと」
ゼノヴィアが取り出したのは、いつぞやの公衆の面前で取り出したコンドームだった。
「……まだ、持ってやがったのか…!」
イッセーが再びゼノヴィアの手から取り上げる。
「ちなみにそれを見て、顔を真っ赤かにした娘が二人いま〜す♪」
姉貴が高々と告げる。
誰だかは想像はついた。
千秋と燕を見る。
二人とも顔を真っ赤にしていた。
「……ムッツリ…」
燕だけに聞こえるように言ってやった。
案の定、全身を真っ赤にして、何かを言いたそうにするが、自分の事だとバレない様に押し黙るが、バレバレである。
「どうですか〜?似合いますか〜?」
『っ!?』
穴の開いた部分から赤い眼光がギラリと輝いて、得も知れぬ迫力を生んで、思わず身を引いてしまった!?
「……得も言われぬ迫力があるねぇ…」
「……ああ。変質者的な恐怖感と言うか、とにかくスゴい……気がする…」
「……これは流石に…」
「……軽くホラーだね…」
あの兄貴や姉貴も流石に目の前のギャスパーには恐怖を覚えた様だ…。
案の元のアーシアを含め、鶇と神楽は今にもイッセーの後ろに隠れたがっていた。
「これ良いですね〜♪気に入りました〜♪」
……当のギャスパーは手を前に伸ばしながら、ウロウロしていて、なんか楽しそうだ…。
……っと言うか、振る舞いが通報レベルの変質者その物だった。
反射的にケータイに手が伸び掛けた。
「……俺、初めてお前をスゴいと思ったよ…」
「本当ですか!これを被れば吸血鬼(ヴァンパイア)としての箔が付くかも!ありがとうございます、皆さん!」
こいつ、今後、いろいろと大丈夫なのか?
俺の心中は不安でいっぱいだった。
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