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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第88話 後輩できました!
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「ここに?」
「私と同じビショップが?」
俺達が現在いるのは、旧校舎にあるとある一室、開かずの間と呼ばれている場所の扉前にオカ研全員と兄貴、姉貴はいた。
この開かずの間、扉に「KEEEP OUT」と書かれたテープが幾重にも張り巡らされており、一見すると、ただの封鎖された部屋の様に見えるが、実際は厳重に封印が施されており、容易に入室、退室ができない状態だった。
そして、ここに部長のもう一人僧侶(ビショップ)がいる。
しかし、ここまで厳重に封印しなければならない程の危険な能力ってのは一体?
「深夜は封印の術も解けるから、旧校舎内限定で部屋を出ていいことになってるの。でも、中にいる子自身はそれを拒否してる」
「要するに引き篭もり?」
「でもこの子が一番の稼ぎ頭なんですのよ」
「マジですか!?」
「パソコンを介して、特殊な契約を行っているんだ」
ほ〜、そう言う契約法もあるんだな。
「しかし、封印されるほどの危険な力とは、どんな物なんだ?」
「俺も同じ事を思ったよ」
部長が扉に手をかざすと、魔方陣が浮かび、封印が解除されていく。
「……封印が解けます」
塔城がそう発すると同時に封印が完全に解かれた。
「扉を開けるわ」
そう言い、部長はドアノブを掴む。
『………』
中にいる者の事を知らなかった俺やイッセー達がイキを飲む中、扉が開かれる。
「キャアァァァァァァァッ!?!?」
『っ!?』
その後、悲鳴が響き渡る!?
「な、なんだぁッ!?」
俺やイッセー達は突然の悲鳴に驚きを隠せなかった。
そんな俺達とは違い、部長達は嘆息するなり、部屋に入っていき、俺達は慌てて跡をを追う。
「へぇ、かわいらしい趣味だね」
「さっきの悲鳴から、こりゃ女の子かな?」
部屋の内装を見て、兄貴と姉貴がそう漏らす。
確かに、かわいらしく飾られた、女の子らしい内装の部屋だった。
……静かに鎮座している棺桶を除けばな。
棺桶って事は、もしかして部長のもう一人の僧侶(ビショップ)の転生前の種族って…。
「ごきげんよう。元気そうで良かったわ」
「な、何事なんですかぁ!?」
部長の挨拶に狼狽気味に答える声が棺桶から聞こえてきた。
「封印が解けたのですよ」
副部長が棺桶に近付き、蓋を開く。
「さあ、私達と一緒に…」
「嫌ですぅぅぅッ!?ここが良いですぅぅぅッ!?外怖いぃぃぃッ!?」
棺桶の中にいたのは、 小柄で金髪、人形のように端正な顔立ちをした者がいた。
「おお!女の子!しかも 、アーシアに続く金髪美少女!僧侶(ビショップ)は金髪尽くしって事っスかぁ!」
美少女の存在に歓喜するイッセー。
「フフ」
「ッて!?なんだよ、木場!」
そんなイッセーの様子を見て、笑う木場がいた?
「この子は男の子よ」
「へ?」
「は?」
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