出会い
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デイドラが現れてときと変わらない姿勢で、呆然としながらもその視線を受け止める。
しかし、少しもせずに、柔らかかったデイドラの顔が歪んだ。
(何故間違えたっ!あいつも皆も死んだというのにっ!俺が見殺しにしたというのにっ!)
デイドラは一気に膨れ上がり暴発寸前となった怒りを発散させるように地面を蹴り付けると、短刀をそのままに、踵を返してその場から去った。
「まっ、待って!」
少女はそれにはっと我に返り、コボルトだった灰の山に埋もれた短刀を回収すると、デイドラの後を追った。
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