第二十五話 【リリカル編】
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銀の宝石はどう見てもソルのようだったが未だに歯や頬の筋肉が未発達な俺ではまともに喋る事も出来ないので確認のしようが無い。
この宝石が喋ってくれれば確認のしようもあるのだが…この問題は俺がオーラを操れることを感じ取った宝石が俺に話しかけてきたことにより解決した。
どうやらこの宝石はソルだったらしい。
更には気が付いたらこの宝石に組み込まれて新しく生まれ変わっていたとの事。
俺はオーラを操り念で文字を空中に描き出しながらソル達との意思の疎通をはかる。
俺が再構成されて生まれ変わったのと同様に、2人も前の機能を今生の杖の内側に隠しながら融合したのだろう。
どうやら今の形は待機状態で、本来の形は日本刀を模した形らしい。
試しにソルに元に戻ってもらうと、鞘に入った日本刀、鞘から抜けば、銀色に輝く刀身につばの上にカバーがあり覆われるようにして内側にある小型のリボルバー型のカートリッジシステム、装填数は6発と意外にも多い。
……もしかしてもしかするのだろうか。
聞いてみたところ、製作者によって植え付けられた情報によると幾つか基礎となる魔法プログラムなるものがインストールされているらしく、術式の総称を近代ベルカ式と言うらしい。
これは術者の体内にあるリンカーコアに生成される魔力を元に外界に働きかけるものらしい。
マジか!?
どういう訳かこの家にはなにやら日本刀やら竹刀やらがそこかしこで見受けられる。
どうやら母親が御神流という二刀流の剣術流派である御神家の分家筋に当たるらしく、本人も免許皆伝の腕前らしい。
そしてどういう経緯で母親がこの地に移り住んだのかわからないがここは海鳴という町らしい。
……そう、どうやら俺はとらハ、もしくはリリカルなのはの世界に転生したらしい。
ゼロ魔式の魔法はルーンが唱えられないことから実証を断念。
それから肉体面。
精孔は既に開かれているらしく纏も問題なく行えるし、念能力についても問題ない。
変身能力についてもどうやら引き継いでしまっているようだ。
猫に変身したら子猫になってしまっていたが、問題なく変身できた。
…この能力、此処まで来たらもはや呪だよね?
元は魔法薬だったはずなのに転生しても負荷されているなんて…
後は写輪眼だが、これも問題なく使えるようだ。
万華鏡まで自由自在。使ったオーラの消費量も転生前と同等だったことから恐らくこの体は以前の体を生まれ変わる時に最適化して再構成して生まれ直したのだろう。
視力の低下も恐らく無いだろうし。
取り合えずゆっくり成長しながら恐らくこの世界に転生しているであろうソラを探すか。
ついに転生してこれたリリカルなのはの世界!
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