暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
94話:Power fight その先にいたのは…
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った。という事は、なのは達の方で何か起こっているのか?
 そう思った士は、通信を取ろうとトリスに指示を出す。しかしトリスからの返答は、『繋がらない』という結果だった。


「通信をしようとしても無駄だ、あらかじめ結界を張らせてもらった」


 いつの間に、と今度こそ驚く士。魔法で発動された痕跡はなく、結界に入った時の空気が変わる感じもしなかったからだ。
 対する青年は、驚く士を見ながら先程取り出したある物≠構え、懐から一枚のカードを取り出した。


「君はもう逃げられない。彼女達の下へ行きたくば、僕を倒すか、おとなしくしているかのどちらかだ」
〈 KAMEN RIDE ――― 〉


 青年はそう言いつつ、取り出したカードをある物≠ヨと差し込み、前方へスライドさせる。
 それと同時に音声が流れ、音が鳴り響く中頭上へ掲げ、あるワードを口にした。


「変身=v
〈 DIEND ! 〉


 放たれたワードと共に引き金を引き、ある物≠ゥら数枚の板が飛び出す。
 同時に青年の周りに残像のような物が複数現れ、それらが青年の体と重なると、青年はその姿を変えていた。

 そして宙を舞う板が姿を変えた青年の顔へ突き刺さると、青年の姿に色が追加される。
 青年の髪と同じ水色―――否、シアンがベースとなった、新たな姿。彼の名は―――



 ―――仮面ライダーディエンド



「さぁ、どちらか選べ。おとなしくしているか、僕と戦うか」


 新たな姿へと変貌した―――変身≠オた青年は、手に持つある物=\――ディエンドライバーの銃口を向け、士にそう言い放った。
 明らかな敵意を向けられた士は、ライドブッカーから新たなカードを取り出しながら、口を開いた。


「そんなもん、決まりきった事だ」
〈 FORM RIDE・DEN-O ROD 〉


 取り出したカードをバックルに入れ、再び自らの姿を変化させる。
 黄色ベースの先程とは違い、亀の甲羅のような見立ての青いアーマーを身に纏い、仮面に現れた亀のようなレリーフは変形し、新たな仮面へと変わる。

 新たな姿―――電王・ロッドフォーム≠セ。


「お前を退けて、あいつらの下へ向かう。それが俺の答えだ!」


 そう叫んだ士は、変身した青年―――ディエンドへ向かって走り出した。





 
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