暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
94話:Power fight その先にいたのは…
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自らの限定解除許可をもらう事にしたのだ。
 はやての魔法は広域型の物が多い。上空で飛び回るガジェットを一掃するのに、彼女以上にうってつけの人物は六課にはいない。

 とはいえ、はやてが戦線に出てくるという事には、それだけリスクがある。
 はやて自身はSSSランク魔導士、なのは達と同じ部隊にいられるように、彼女もなのは達と同じように出力リミッターを、自分自身にかけている。
 そのリミッターを解除するには、六課の後見人であるクロノと、同じく後見人であるカリム・グラシエ≠フ二人から許可をもらう必要があり、しかもその許可は現状一人に一回ずつ、計二回しかできない。

 六課における、切り札とも言える手札(カード)。それだけにリスクも大きいが……


『大丈夫や、なんとかなる。そんな難しく考えんでもええよ』


 難しい表情をしていたなのはとフェイトの気持ちを察してか、はやては二人にそう言った。
 そして『ちゅう訳で…』と表情を引き締め、二人にヘリの護衛を命じ、同時に回線を繋いでいたヴィータとリインにも、フォワード陣のフォローに回るよう指示を出した。

 了解、とはやての指示に従う四人。しかしなのはとフェイトは、少し気になる点があった。
 それは先程も話題に出た、士の方の戦況だ。


「はやてちゃん、士君の方は?」
『あぁ、士君な。さっき連絡が来てな、ガジェットは倒した言うんやけど…なんか足止めを食らってるらしい』
「やっぱり…」
『それも相手は仮面ライダー≠ネんやて』
「「……え?」」


 はやての言葉に、目を見開く二人。その反応を見て、はやては心の中でうんうん頷いた。


『しかもリミッターを二段階解除やて…あの感じは結構やばそうやったで』
「そっか…なんで仮面ライダーが相手なのかは、ちょっと気になるところだけど…」
「……きっと大丈夫。士が負けるところなんて、想像できないし」


 それもそうだね、と納得するなのはとはやて。三人の想い人であるからか贔屓目に感じてしまうが、それでも士が強い事に変わりはない。彼が負ける事など、三人には到底想像できなかった。


「取りあえず、目の前の敵に集中しよう」
『せやね。二人共、安全なとこまで下がっててな」
「了解、はやてちゃん」


 なのはの答えに、はやては頷いて通信を切った。そしてその場にいる二人はお互いの顔を見合った後、一度頷き降下しながらガジェットを迎撃した。
























「はぁぁぁッ!」
「ハァッ!」


 交錯する互いの得物によって、金属音が鳴り響く。
 片や剣、片やスピア。それぞれ同じような間合いの武器である分、互いに一太刀も浴
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