マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0973話
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まぁ、技術班が色々な意味で振り切っているというのは否定出来ない事実なんだろう。
いやまぁ、エアカー辺りは元々ホワイトスターにあった奴なんだけどな。
あるいは俺が知らない間にその辺を改造したりしている可能性も否定出来ないが。
俺は結構な頻度でホワイトスターから消えているだけに、普通に有り得そうな展開ではある。
「ま、詳しい話はホワイトスターに戻ってからだ。まずはアルヌスの丘に向かうとするか。マリュー、頼む」
「了解。円、美砂。貴方達も席に戻って」
その言葉に自分の席へと戻っていく2人を見送り、俺はゆっくりと紅茶とクッキーを楽しむのだった。
「なるほど。連合国に関しての話は分かったわ。丁度いい機会だし、あやかと千鶴の2人も連れていこうと思うけど……構わないわよね?」
エザリアのその問い掛けに、軽く考える。
確かに政治班の一員として勉強する上で、実際に交渉の席につくというのはこの上ない勉強になるだろう。だが、相手が門世界の住人であるというのが問題だ。
この世界は文明的に遅れている関係もあって、色々と浅はかな考えで動くところがある。
特に俺に対して敵対的だった連合軍の特定国家の件を考えれば、その辺は分かりやすいだろう。
いや、だからこそ勉強するのに丁度いいとも考えられる、か。
「分かった。ただし護衛として量産型Wを連れていけ。あやかと千鶴がある程度個人としての戦闘力が高いとしても、向こうは女が相手だという時点で侮ってくるかもしれないからな」
「……あら、今まで私が1人で交渉に出向いた時にはその辺を心配してくれなかったのに。やっぱり恋人は違うのね」
からかうような口調のエザリアに、小さく肩を竦めて返す。
「まだ今は恋人じゃないさ」
「ふーん、今はまだ、ね」
意味ありげに微笑むエザリアと、近くで俺達の話を聞いて薄らと頬を赤くしていたあやかと千鶴、何故か溜息を吐いているレオンを尻目に、俺はその場を後にするのだった。
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