現れた悪意
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「なら、いい。でも、名前を語った偽物か、本物なら・・・いつか、殺す」
戦闘から帰還した俺が最初に見たのは、ぼろマントの男が震えるキリトにそう宣言した所だった。そのぼろマントが消失した後、キリトは手近なイスに座り込み震えていた
「そんな・・・」
一瞬だけ見えた、奴の左腕。そこに刻まれていたのは・・・
「ラフィン・コフィン・・・」
俺が振り返って抜剣する事に耐えたのは、ほぼ奇跡に近い
「シュピーゲル・・・」
ラフィン・コフィンと呟いたのは彼だった。やはり彼もSAO帰還者なのだ
「クラディール、君もSAO帰還者なんだろう、だったら知ってる筈だ、ラフコフ幹部の一人、隻眼のザザ・・・僕が追い続けて来た敵であり、僕の実の兄だ」
「ならお前・・・灰塵剣なのか・・・?」
SAOで俺は犯罪プレイヤーを殺すギルド<審判の騎士>を率いていた、そして俺達と対をなすギルド、<明け色の日差し>。そして一人も殺さず殺させず、ラフコフ幹部の一人「隻眼のザザ」を追い続けたそのギルドのリーダー、任意に攻撃の途中でスキルを終了させられるユニークスキル<幻影剣>を操る男こそ彼、灰の騎士シュピーゲルだったのだ
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