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EVANGELION ANIMA〜もう1つの可能性〜
弍話 変わる世界(中)
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せるんだから」
ミサトは微笑む。自分は、すでに手遅れがシンジにはまだ間に合う。シンジには、自分みたく後悔ばかりしてほしくなかった。
「…はい」
[ドォゴォン]
「本格的にヤバイわね。早く行くわよ」
「はい」


「だぁぁぁぁぁ!!」
ジオフロントでは、弍号機と四号機の激しい戦いが繰り広げられていた。
動きは鈍が斬ったところから再生する四号機相手に弍号機は苦戦していた。
「くっ…シンジはまだなの!?」
コアを潰しても復活する四号機。しかし二人ならなんとか出来る筈、あの時のユニゾンのように。アスカはそう考えていた。


「四号機の弱点はまだ分からないのか?」
発令所では、オペレーターの三人が各自の仕事に集中していた。
マコトは、弍号機の戦況をオペレートし、
シゲルは、本部の被害報告。
マヤは、四号機の解析をしていた。

「S2機関…ダミーシステム…ダミープラグ、あっ!」四号機の解析をしていたマヤが声を上げる。
「どうした?マヤちゃん」
「日向君、今すぐ弍号機の通信入れてっ」
「りょ、了解」いつもは、常に回線が開いた状態になっているがアスカが戦闘に集中できるよう自分で回線を切ったのだ。
「アスカ聞こえる!?」
『マヤ!?どうかしたの?要件は簡潔にお願いっ…ね!』弍号機は、今も戦闘中で余裕がない。
「プラグを…四号機のエントリープラグを狙って!」
「プラグを?…わかったわ!」
早速後ろへ回り込み人でいう“うなじ”に狙いを定める。しかし、
[バシュッ]
「!、なっ」
急にうなじの部分の装甲が針山のような形に変形する。
「な、なによこれっ」
弱点であることは間違い無さそうだが、これでは迂闊に近寄れない。
(シンジ早く!)


[グォォン…ガシャ]
「!…しまった」ミサトとシンジが目にしたのは、ベークライトで固められたエヴァ初号機。これでは、シンジをプラグに乗せることすらできない。
「こんなの…ないよ」
「シンジ君…」
「アスカに謝らなくちゃいけないんだ」さっきのこと…アスカの気持ちも考えずに助けを求めたことを。
「母さん…動いて」
「エヴァパイロットを発見!」向こうにいる戦自がシンジやミサトの方へ銃をむける。
「危ない!シンジ君!」
「動いてよ!母さん!」
[ドォガァン]
初号機が自ら拘束具を除去し銃を構える戦自の人間を押し潰す。
「シンジ君のお母さん…碇ユイ博士」ミサトは、ユイを父の仕事の関係で何度か会ったことがあった。

「母さん」
NERV VS ZEELEの戦いが終結を迎える。


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