紅魔館と真紅の槍
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て、何か強い力を感じるものだった
触れた瞬間に、閃輝は不思議な感覚を感じてた
「・・・なんだろう・・・この感覚」
「布外して見て見なさい」
「いいか?」
「ええ、汚れないように掛けてただけだから」
レミリアにそう言われて布を解いてみると、包まれていた物の正体が見えてきた
それは閃輝の身長を軽々と上回る程の大きさで、約3メートルはあるだろうか
色はまるで雷と光を模したようなオレンジと、血のような赤。そして最も目を引くのは先っぽが二又に別れている事だ。
閃輝は闇夜が、光を実体化させて様々武器を作り出すのでその中で勿論、槍なども見た事があるが
このような二又の槍は見たことは無い
「んだこりゃ・・・」
閃輝はその槍に釘付けになった
まるで、自分がこの槍を求めているような感覚が自分に満ちているのだ
「その槍、フランが夜の散歩に出掛けている時に、見つけた物よ」
「ええ!?フランが!!?」
閃輝は見つけたというよりも、フランが散歩に出掛けたという言葉に強く反応した
フランドール・スカーレット
レミリアの実妹であるが、その狂気で今まで地下室にいたのだが偶々、紅魔館を訪れていた閃輝がフランの部屋に
迷い込んでしまい、1晩中の命懸けの弾幕ごっこにてフランの心を開き、狂気を完全に消し去ったのだ。
閃輝の速度を司る程度能力は、このフランとの弾幕ごっこ中に覚醒したものである。
が狂気を消し去った代償として、閃輝は暫くの間ベットから動く事が出来なかった。
この時は紅魔館で安静していたのだが、狂気を消し去った閃輝に対して、フランが凄まじい程懐いてしまったのだ
安静にしている間は、レミリアに付いてもらってフランを食い止めて貰っていた。
そして狂気が消えたと言っても、まだまだ問題点はある為、一人では行動させないはずなのだ
その問題点は、力加減である。フランはありとあらゆる物を破壊する程度の能力という能力が相まって
力加減を制御する事が出来ずに、様々な物を粉々にしてしまうので現在は力加減の練習だとか。
「大丈夫よ、その時は中国が付き添ってから」
「って一応門番じゃなかったけ・・・美鈴さん・・・」
「大丈夫よ、居ても居なくても大差ないし」
そのはっきりとしたレミリアの口調に閃輝は少し汗を欠いて少し美鈴に同情した。その時!扉が勢い開いた
閃輝とレミリアは扉の方向を向くとそこには・・・
「お兄様見っけ♪」
満面の笑みを浮かべたフランが立っていた
そして次の瞬間には、走り出して閃輝に飛びつくように抱き着いた
閃輝はそれを危なっかしく受け止める。
「おっとと・・・久しぶりだなフラン」
「本当だね♪ねぇねぇ、これどう思う?フランはお兄様に持っていて欲しいな♪」
フランは閃輝に
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