暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第41話 禁手
[7/7]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
リッドギア》を目覚めさせてまだ1ヶ月足らずのイッセーが踏み込んだ領域に、10年近く前から
神器
(
セイクリッドギア
)
を使ってる私が踏み込んでいないとでも思いました?」
っ!
「まさか……貴様!」
今の言い方、じゃあもしかして火織も!
そんな俺と焼き鳥、そしておそらく部長たちの驚愕の視線が集まる中火織はにっこり笑うと片目を閉じてその言葉を口にした。
「
禁手化
(
バランス・ブレイク
)
」
その瞬間火織を中心にものすごい衝撃波が周りに放たれた! そのあまりの強さに俺は腕で目を覆い隠す。
「なっ!? なんだこれは!?」
焼き鳥の驚いたような叫び声に目を開ける。俺の横、火織のいた場所は煙に包まれ火織本人は見えなかった。そして俺達の前の宙に浮いていた焼き鳥に目を移すと、焼き鳥は周りを見回しつつ驚愕の表情が顔に張り付いていた。それに釣られ俺も周りを見回してみると……
「なんじゃこりゃあ!?」
ここから見渡せる景色が全部氷で覆われちまってる! 俺達の立つ校舎も、グラウンドも、テニスコートも、森も、遠くに見える旧校舎も全て氷漬けだ! しかも人の数倍はありそうな先の尖った氷柱が辺り一面びっしり生えてやがる! おまけにここら一帯ものすごく寒い! 鎧を着込んでいるにも関わらずこの寒さって、いったい外は何度なんだ!? その上極め付きはさっきまでオーロラのようだった異界の空模様が今は分厚い雲に覆われちまってる! いったい何が起きたんだ!? いや、これみんなもしかして火織が……!?
そう思い隣に再び目を向けると、火織を取り囲んでいた煙が中から一気に吹き飛ばされた。
「霜天に坐せ……」
そこには体の各所に氷を纏い、氷で出来た巨大な翼を広げた美しい、まさに氷の女王とでも呼ぶべき姿の幼馴染が
「
大紅蓮
(
だいぐれん
)
氷輪丸
(
ひょうりんまる
)
!」
神裂火織がそこにいた。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ