第百五十九話 行方不明
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れ始め…。
デーモン[な、何!!?]
大輔『消え失せんのは…てめえだああああああ!!!!』
マグナモン[消えて無くなれ三流魔王っ!!!!]
デーモン[なっ!?ぐあああああああっ!!!?]
マグナモンの聖なるエネルギー波がデーモンの地獄の業火をぶち破り、デーモンに炸裂した。
そして遥か遠い場所でデーモンとマグナモンの戦いを見つめる影があった。
[アイツ、使エル…]
影が見つめる先にはマグナモンの聖なるエネルギー波に飲み込まれたデーモン。
おまけ〜今年のクリスマス〜
大輔「ん?」
勉強を終え、小腹が空いたから食堂に行くと、アインスが悪戦苦闘しながら何かを作っていた。
大輔「あれは…」
こっそり見つめていると、材料からしてケーキだろう。
慣れない手つきで一生懸命作っている彼女。
手伝ってやろうかと思ったが、あんなにも一生懸命にやっているのを見ると、少し躊躇してしまう。
しばらくしてオーブンから出たのは、不格好で少し形が崩れた小さいケーキ。
アインス「はああ…」
深い溜め息を吐くアインスに、大輔はとうとう見かねて手伝おうとした時。
アインス「これでは大輔の喜ぶ顔が見れない…」
悲しそうに呟くアインスに大輔は足を止めた。
あのケーキは自分のために作ってくれたと言うのか?
それを聞くと、嬉しさが込み上げ、大輔は静かに歩み寄ると、アインスの手作りケーキを掴み、口にした。
アインス「だ、大輔!?だ、駄目だ!!それは失敗して…」
大輔「美味い」
アインス「え?」
大輔「これ凄い美味い。アインス、料理上手なんだな」
満面の笑顔でケーキを頬張る大輔にアインスは頬を朱色に染めながら尋ねる。
アインス「ほ、本当に美味しい?」
大輔「ああ、美味い。」
アインス「か、形だって悪いし、味もテスタロッサやバニングスに比べれば…」
大輔「関係ない」
アインス「関係ないって…」
大輔「俺のために作ってくれたんだろ?この甘さは俺好みだ。ありがとうアインス」
美味しそうにケーキを完食する大輔。
大輔「御馳走様。小腹が空いてたから助かった」
アインス「そ、そうか…」
大輔「ケーキ、美味かった。サンキュー、アインス。」
彼女の頬に触れる程度のキスをすると、大輔は食堂から去った。
アインスは真っ赤になり、頭から蒸気を吹き出しながら失神した。
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