暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
SAO
〜絶望と悲哀の小夜曲〜
兎轉舎
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示してある商品が変わるって、どーゆーことだ?」

堪らず制止をかけたテオドラに答えたのは、レンだった。

「いや〜、この間来た時は鎧だらけで、その前は………なんだっけ?」

「確かランプだらけだった気がするよ」

「あー、もーいーもーいー解った解った」

いろんな意味で怪しい店だってことがな。

そんなことを言い合ってると、店の奥からイヨが戻って来た。

その手には、薄赤色のボトルが二つ握られている。

「お待たせ〜、レンくん。これでいい?」

「あぁ、これこれ!ありがとうイヨおばさん!」

あっ、という小さな声が聞こえ、テオドラが横を見ると、そこにはみるみる青ざめていくユウキの顔があった。

同時にブチッという嫌な音が響いた。

そして──

ドッゴオォォォーン!!ペキャパキ、リンリーン

何か色んな音が混ざりあった音が薄暗い店内に響きわたった。

見ると、風鈴の山に顔面から突っ込んで痙攣を繰り返すレンの姿が。

次いで、先程までレンがいた空間を見ると──

修羅がいた。

額に青筋を浮かべたイヨは、どこから出したのか馬鹿でかい青竜刀を肩に担いで、色んな意味で満身創痍のレンを見下ろしていた。

「………ごめーんレンくん、よく聞こえなかったわー。もう一回言ってくれる〜?」

………………………………すいません、答えられないと思います。

痙攣を繰り返すレンと、青竜刀をゆらりと構えるイヨを交互に見ながら、ユウキとテオドラは同時に思った。
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