暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0971話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
けを理解するだろう。
 であれば、無条件降伏をモルト辺りに勧めていると思うんだが。
 それにどのみち……

「オーガが鎧を纏った程度で、俺達を相手にどうこう出来ると思われるのは心外だな」

 そう。鉄の鎧を身に纏った程度で、シャドウミラーの戦力をどうこう出来る筈がないのだ。それを向こうにしっかりと教えてやるとしよう。

「なるほど。では、あのオーガに関してはシャドウミラーにお任せしても?」

 ゴブリンやオークはともかく、オーガはこっちでも確保していなかったからな。そういう意味では美味しい獲物と言ってもいい。
 デュランの言葉に俺が頷くと、周囲にはほっとした雰囲気が広がる。
 誰しも初めて見る相手とは戦いたくないのだろう。

「そうですか? では、そちらに関してはアクセル代表にお任せするという事で」

 そういう事で、話は決まる。
 取りあえず鎧を装備したオーガ、アーマードオーガとでも言うべきか? その相手は俺達シャドウミラーに決まり、同時に他の国々が配置する場所を話し合って決めていく。
 やはりと言うか、この中で最も戦力の高いエルベ藩王国に関しては陣の中央に配置される事が決まった。
 まぁ、これは国力を考えれば当然だろうし、寧ろ他の国々が中央に配置されたりすれば帝国軍との被害が大きくなるという意味で遠慮したかったのだろう。
 中央に配置されるという事は、手柄を挙げる機会も多いが、敵の攻撃の多くをその身で受け止めるという事に他ならないのだから。
 寧ろ迂闊に弱い軍隊を中央に配置しようものなら、帝国軍に一点突破されてこっちの軍が混乱する可能性が高い。特にこの帝都を攻略する為の軍隊は、連合軍と言えば聞こえがいいが、その実とてもではないが連携が取れているとは言えない、烏合の衆なのだから。
 それぞれの軍隊で独自に指揮系統を持っているので、その辺のやり取りも非常に面倒だ。
 ぶっちゃけ、俺達が纏めようと思えば戦力的にも難しくはないだろう。事実、多くの国々には量産型Wとメギロートを貸し出しているのだから、そこから指揮系統に組み込もうと思えば、可能か不可能かで言えば可能だ。
 ただし、そこまでの苦労をしても得る果実が少ないので、口を出す気はないのだが。
 それに、この件が終われば帝国を動かすのはここにいる国々で作り出した連合国家となる。そうである以上、完全に俺達任せにしないで、自分達でも血を流して貰う必要がある。
 そんな風に思っている間にも話は進んでいき、攻め込む軍隊の順番が決まっていく。
 それをどこか他人事の目で見ながら、俺はシャドウミラーが担当するオーガをどうやって捕獲するか考える。
 いや、捕獲という面で考えれば手っ取り早い手段は1つか。





「って事で、俺達の担当は敵の切り札的な存在だ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ