暁 〜小説投稿サイト〜
詩集「棘」
堕ちた僕には

[8]前話 [2]次話


もう僕は思い出の住人?
ここで君を想ってるのに…
薔薇は鮮やかに咲ってるのに
君はこっちを振り返らない

見知らぬ街で他の誰かを想うの?
嫌な想像しか出来なくて…眠れない

堕ちた僕には翼がなくて
自由に君の元へと飛んで行けない
背中合わせて笑ってたいんだ
たまにはこっちを振り向いてね…僕はここにいる


求め過ぎて…失って…苦しんで…
何か得られたものあるのかな…?
流されてく日々の中…丸くなって いつか
何かを与えられる人になりたい…


夜の闇を深くする霧は
想いまでは隠しきれない
君は何も知らないのに
僕はここで終わってしまうの?

萌えゆく山波 艶やかな翠
見上げた目の眩む青空…胸に痛い

堕ちた僕には光がないから
ここはたった一人手探りの黒い世界
肩を並べて寄り添っていたい
ちょっとでも思い出してね…僕はここにいる

堕ちた僕には想うことさえ
目くじら立てて咎められることなのかな?
背中合わせて笑ってたいんだ
たまにはこっち振り向いてよ…

僕はここにいるよ…




[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ