呼んでいる胸のどこか奥で
千尋と千
千と千尋の神隠し 後夜
前書き
呼んでいる胸のどこか奥で、
彼が私を呼んでいる。
ハクはあの後私と手を離したとき、体がバラバラになっていた。
そう、彼は今もう生きていないのだ。
呪い。
抗えない鎖に彼は縛り殺されてしまった。
私も本当は死ぬはずだった。
でも、あの契約書に私は「萩原」と書くはずだった。
だが、幼かった私は間違えて萩の火の部分を犬と書いていた。
それが幸いにも私の命を救ったのだ。
もし、私も萩原と書いていたら…
私の体は八つ裂きに引き裂かれ死んでいただろう。
前書き
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