奥義1. セカンドライフスタート!転校初日は鎧姿で!
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なみにグソクは何を食べるかわからなかったので聞いてみたが「基本的に何でも平気」と言われたので俺と同じものにした。
〜翌日〜
-なのはSide-
私の名前は高町なのは、聖祥大付属小学校に通う極普通の小学3年生です。
早速ですが、私は今凄く困っています。
何故なら忘れ物をしてしまいで家まで取りに行ったのでいつも乗っているバスに遅れそうだからです。
「ふえ〜ん、遅刻しちゃうよ〜!」
そんなことを言っていると更に災難が。
運動音痴な私は何もないところで転んでしまいました。
どうしよう、本当に遅刻しちゃうよ〜!
そんなときだった。
「大丈夫か?」
誰かがなのはに心配の声をかけてきた。
下を向いているので顔はわからないけど声からして男の子だとわかる。
そして顔を上げるとそこにいたは…
頭の上に白くてでっかいダンゴムシみたいなのを乗せた戦国武将風の鎧兜を身に付けた同い年くらいの男の子だった。
「(何で鎧!?しかも頭になんかでっかいダンゴムシみたいなの乗ってるし!)」
あえて口に出さずに心の中で突っ込む。
そして頭の上のダンゴムシがなにか持っているのに気づく。
【大丈夫かいお嬢ちゃん?】
そう書かれた小さいスケッチブックだった。
ダンゴムシにまで心配されてる!?
「どうした?」
男の子は再び私に声をかける。
私はその声でハッと我に帰った。
そうだ、今はこんなことをしている場合じゃなかった。
「う、ううん!なんでもないよ!ありがと…痛っ!」
私は急いでバス停に行こうと立ち上がる。
けどその瞬間右足に痛みを感じた。
見るとそこにはすりむいた跡があった。
転んだときにできたのだろう。
このままじゃ痛くて上手く走れない。
「どうしよう、もうバス間に合わないよ…。」
私は思わず泣きそうになる。
すると男の子は
「なんだ、バス通いか。ならバス停まで送ってやろう。」
と言ってきた。
ありがたいけど、車や自転車があるわけじゃないから間に合わないよ。
しかし彼は…。
「来い!馬よ!」
と言って指でわっかを作って口笛を吹きました。
まさか馬で!?武将の恰好だけに!?
すると私が走ってきた方から何かが凄い音を立ててこちらに向かって走って来ました。
そして私たちの近くに止まるとそこにはいかにも武将が乗っていそうな馬…ではなく武将とはまったく無縁な動物、サイがいた。
「サイだーーー!!!!」
今度は思わず声に出して突っこんでしまいました。
「さあ、早くこの馬に乗れ。」
彼はサイに跨りそう言う。
「いやそれ馬じゃなくてサイだよ!」
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