sts 02 「変わらぬ雰囲気」
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ではないのだ。
まあどのような教育方針で進めていくのかはなのは次第。今はやれるべきことをやって、そのときが来るのを待つしかないだろう。
そのように折り合いをつけた俺は、小腹が空いていたので食堂で何か食べることにした。ふと廊下の窓から空を見上げると、満月と星々が輝いていた。時間帯的に考えても、周囲に人気が感じられないのも当然に思える。
「……ん?」
食堂に近づくにつれて聞き覚えのある声がいくつも聞こえてきた。そのまま歩いていくと、はやてとヴォルケンリッターが食事をしていた。
一瞬ザフィーラの姿が見えなかったのだが、どうやらテーブルの下に居るようだ。リインはおそらくはやてのかばんの中で寝ていそうなので、今食堂には八神家が勢ぞろいしていることだろう。
「ん? ショウくんやないか。ショウくんもご飯食べに来たんか?」
「まあな」
手短に会話を済ませた俺は注文をしに受付に向かう。
はやてとは昔とあることがあって一時的にぎこちなくなっていたのだが、今ではすっかり元通りの関係になっている。
いや……元通りとは言えないか。
俺もはやてもすっかり管理局の人間だ。階級的にははやてのほうが上だし、距離感も昔よりもほんの少し離れている気がする。だがそれはお互いに家族のような認識がなくなっただけであり、友人としての繋がりは残っている。
トレイを受け取った俺は、近くのテーブルに腰を下ろそうとした。だがヴィータの声をきっかけに、次々と八神家から声を掛けられ、彼女達の居るテーブルへの移動を余儀なくされた。
「何で一緒に座らねぇんだよ」
「何でって……別にどこで食べてもいいだろ」
「それはそうだけど、中学を卒業してからは顔を合わせることも少なくなってたじゃない。せっかく一緒になったんだから昔みたいに一緒に食べましょう」
「お前と一緒のほうが主はやてもヴィータも喜ぶからな」
「シグナム、そこはちゃんと自分やシャマル、ザフィーラの名前も出すべきやと思うで」
こうして全員と顔を合わせるのは久しぶりだというのに、彼女達の出す雰囲気は全く昔と変わらない。テーブルの下に居るザフィーラも目で相席しろと促してきている。
相席を必死に拒む理由がないだけに、俺はそのへんからイスをひとつ拝借してヴィータとシャマルの間に座った。はやてとシグナムの間に座らなかったのは単純に遠かったからだ。それ以外に理由はない。
「そういえば、現場のほうはどないやった?」
「ん? なのはとフォワード隊は挨拶後夜までずっとハードトレーニング。新人達は今頃グロッキーだな」
食べながらしゃべるのはどうかとも思うが、まあこの場には俺とはやて達しかいない。またヴィータは末っ子扱いされるほうなので可愛げもある。これくらいのことは今は目を瞑ってやるべき
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