第二十四話
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らう。
『堅』をしているからダメージはさほども無いが、的確に急所を狙ってくるカカシ先生の攻撃を避ける事が出来ずにいる。
その余りにも速い攻撃に俺は堪らず写輪眼を発動、直後何とかカカシの動きをその眼で追う事が可能になった。
「な!その眼は」
俺の発動した写輪眼を見て動揺するカカシ先生。
俺はその隙を見逃さずソルを振り下ろす。
「くっ」
流石に上忍、動揺しながらも直ぐに気持ちを切り替えて俺の攻撃をかわす。
しかし、振りぬいた動作を遠心力にして俺は一回転してそのまままとっていたブレードを飛ばす。
「アークセイバー」
その瞬間俺は裏・万華鏡写輪眼を発動。
その瞳に移した物総てを盗み取るこの裏・万華鏡、見抜く力は表よりも性能が上だ。
恐らく俺の攻撃をさっきの術で消すはず。
かわすと言う選択も在るが、先にカカシ先生が言った通りならこれはさっきの力を使いこなすための摸擬戦。
ならばこの攻撃を消すだろうと言う読みだ。
案の定俺の攻撃はカカシ先生に当たる前に消失する。
直撃を回避したカカシ先生は何故かその場に片膝を着いて、肩で息をしている。
どうやら万華鏡写輪眼の発動並びに今の瞳術の使用はカカシ先生の体に多大な負荷をかけるようだ。
俺は写輪眼の発動を止め、カカシ先生に近づく。
「物体を異空間に引きづり込む瞳術ですか…なんて物騒な」
「たった二回の使用で俺の神威を見抜かれてしまうとは…しかし君。その写輪眼、どうやって手に入れたの?うちは一族はサスケとイタチを残して滅んでしまったというのに」
今の技は神威と言うのか。
「いえ…それは俺がうちはの生き残りだからとしか言えませんが…」
「それは本当か?」
「ええ…まあ」
「しかしならば何故自分がうちはの生き残りだと名乗り出ずに日向の使用人なんてしているんだ」
「いえ、虐殺されたという事はその一族に何か裏があったという事。名乗り出れば最悪消されてしまうかもしれませんし」
「…そうか」
「はい」
そう居て俺はカカシ先生に肩を貸して立ち上がらせ、木の葉病院へと連れて行こうとする。
「しかし君、万華鏡写輪眼まで使えたのね」
ギクッ…見えていたのね…トホホ
その後何回か俺とカカシ先生の摸擬戦は行われた。
イタチ相手の仮想敵としては申し分ないのだそうだ。
俺はそのたびに死にそうな思いをしているのだが…
そんなこんなで約一月半後。
時は夜中。もう少しで日が変わろうというところ。
「…そろそろだな」
「…うん」
俺とソラは日向家に間借りしている俺の部屋でゆっくりと時が来るのを待ったいた。
「さて今度は何処に
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