第十九話 鮫島大尉!猿飛佐助は名作だ!その十六
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「いいな」
「ああ、そうだな」
「それじゃあはじめるか」
「さっさと終わらせてな」
「エロゲ買いに行くか」
十八歳未満だが買うところがあれにしても。
「健全にな」
「美少女のハーレムものな」
「金があるから買えるぜ、何でもな」
「金があると無敵だぜ!」
こんなことを言うのだった、そしてだった。
そうした話をしつつだ、二人は。
相手である鮫島にだ、あらためて言った。
「勝つのは俺達だ!」
「今度は葉加瀬マイさんだ!」
「そして俺達の金でエロゲだ!」
「幸せの総取りだぜ!」
「諸君等にはそうした考えしかないのか」
鮫島もかなり呆れて二人に言うのだった。
「その心根を入れ替えようとは思わないのか」
「ああ、全くな」
「そんなこと考えたこともなかったぜ」
実際にそうであるからこの二人は評判が世界的に悪いのだがそんなことを意識していれば世界の嫌われ者にはなっていない。
「だから性犯罪やらかさないだけいいだろ」
「誰にも迷惑かけてねえぜ」
「文句言われる筋合いもねえぜ」
「犯罪を犯さないことはいい」
二人もそれはよしとした。
「やはりな」
「そうだろ、じゃあな」
「問題ないだろ」
「帰ってエロゲするからな」
「コンプリートしてやるぜ、今日のうちにな」
「だからあんたにも勝つ!」
鮫島をそれぞれの右手の人差し指でびしっと指差して言い切った、ここでようやく勝負はじめとなった。すると。
「火遁の術!」
悪田部は早速何処からか無数の火の玉を出して二人に浴びせた、そしてそこからすぐにだった。
「水遁の術!」
今度は洪水が何処からともなく起こった。
「木遁の術!」
所謂木の葉隠れの術だ、ただし葉は刃になっている。
「金遁の術!」
音と衝撃が襲う。
「土遁の術!」
最後は無数の岩石が落ちてきた。ここまでで。
「見たか、五遁の術!」
「おい、いきなりかよ!」
「派手にやってくれたな!」
二人はこう言って鮫島に言い返す。ダメージは受けているがまだまだ平気だ。
「しかもそのうちの一つまずいだろ!」
「横山光輝先生の漫画そのままだろ!」
「違うあれは只の目くらましだったがだ」
あの漫画ではそうであった。
「しかし私の術は攻撃だ」
「刃まで仕込んでか」
「それでか」
「仕込んではいない」
その刃を、というのだ。
「それはしていない」
「つまり葉自体が鋭いのか」
「そういうことか」
「それでか」
「切れるのかよ」
「木の葉も鋭くなれば切れる」
その辺りの空き地でカミソリ草に触れればわかることだ、作者は小さい頃この草に何度も切られて痛い思いをしている。
「そういうことだ」
「成程な、忍者じゃじゃ丸くんか」
「じゃじゃ丸の大冒険だ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ