ウェンディ、初めての大仕事 !?前編!!
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ってもんじゃないでしょ?まったく時間の無駄」
「とかいいながら、ついてきてるじゃない」
「ウェンディのことだから、セシリーたちの力は借りず、徒歩で向かってるはずよ。長旅になりそうね」
シャルルはなんか言ってるしエルザさんは発声練習してるし・・・
「ルーシィさん・・・俺、ウェンディたちよりも俺たちの方が心配なんですけど・・・」
「それは私も思ったわ・・・」
こんなので俺たち・・・大丈夫なのかな?
森の中にて・・・ウェンディside
私たちは今、森の中を歩いています。フリードさんたちも一緒に歩いてくれてます。
「すみません・・・私のためにフリードさんたちまで・・・」
「仲間のためだ。気にするな」
「僕も全然平気だよ〜」
フリードさんとセシリーがそう言ってくれるので少し気が楽になる。
「ねぇねぇ〜。少し休もうよ〜」
ハッピーはお疲れみたい。本当は休んであげたいけど・・・
「でも、雨が降りそうだから急ぎましょ。私、空気の流れが読めるんです」
「まさか〜。こんなにお天気なのに〜?」
「ハッピー・・・ウェンディが言うってことはたぶん降るよ・・・」
セシリーかそう言うと頭にポツポツっと水滴が落ちてくる。やっぱり降ってきちゃった!!
「なんだこの天気ー!?」
「早く雨宿りしないと!!」
「風邪引いちゃうよ〜」
私たちはどこか雨宿りできるところを探す。すると近くに洞窟があるのを見つける。あそこに隠れよう!!
「ハッピー!!セシリー!!あの洞窟に隠れよ!!」
「あいさ〜!!」
「わかった〜!!」
私たちは急いで洞窟に飛び込む。よかった〜、これでみんな無事に雨宿りでき・・・あれ?フリードさんがいませんよ?
私たちが外を見るとそこには立ち止まっているフリードさんがいる。
「ラクサース!!」
「フリードさーん!!こっちですー!!」
私が呼ぶとフリードさんもこちらに気づいて走ってくる。何か叫んでましたけど・・・どうしたんでしょうか?
「よかった。やはり、手を貸さなくて正解だった」
洞窟に入ったフリードさんは服についた雨を払いながら何か呟きました。
「ん?何ブツブツ言ってるの?」
「フッ。わからなくていいことだ」
「フリードの頭の中ってどうなってるんだろう・・・」
「きっといろいろ考えてるんだよ〜」
ハッピーたちも何か言ってるけど・・・しばらくこの雨は止みそうにないなぁ・・・シリルがいたら雨も大丈夫だったのに・・・
――――そのシリルたちは・・・シリルside
ウェンディたちのあとを追って歩いていると・・・何かの匂いを感じる・・・
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