ウェンディ、初めての大仕事 !?前編!!
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「正確に言えば、お前は歩いているのではなく、飛んでいるわけだが?」
「どっちもあんまり変わんないよ!!」
「言葉は正確に使うべきだ。術式を使う俺には、言葉の大切さがよくわかる」
「は・・・はい!!」
「そんな話今されても・・・」
フリードさんの説明にセシリーが珍しく語尾を伸ばさずに返事した!?というか、そんなことより
「いきましょ?急がないと日が暮れちゃいます」
「よ〜し。レッツゴー!!」
私たちはオニバスに向かって歩き始めました。
―――――一方、妖精の尻尾にて・・・シリルside
「何!?あの劇団からまた依頼!?」
「そうなの。ついて行こうと思ったんだけど・・・マスターに止められちゃって」
エルザさんとルーシィさんが何やら話している。すると・・・
「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」
突然エルザさんが発声練習を始める。どうしたんだ?
「なんで発声練習?」
「備えあれば憂いなし」
「何の備え?」
「マスターの言うこともわかるが、しかし、やはり四人だけでは心配だ。私もあとを追おう!」
そう言うエルザさんはどこからかたくさんの荷物を取り出す。どこにあんなの持ってたんだ!?てか何ついていく気満々なんですか!?
「ちょちょちょっと待てお姉さん!!」
「どうしたシリル」
「なんか今の変だったわよ」
すみません・・・一回やってみたくて・・・というかそんなことより!!
「ウェンディなら大丈夫ですよ!たぶん・・・」
「自信持って言いなさいよ!!」
いや・・・正直なところ心配だし・・・あれ?
「そういえば・・・オニバス行きの列車って今止まってたような・・・」
「え!?」
俺の言葉にルーシィさんが驚く。
「それ本当!?」
ミラさんこちらにやってくる。
「はい。帰ってくるときアナウンスしてました」
「だったら・・・ちょっと見てきてくれない?エルザも行くみたいだし」
「えぇ・・・いいのかな?」
「わかったぞミラ!!行くぞシリル!!ルーシィ!!」
「わかったわ!」
「エルザさんは別の目的のような気がしてならないんですけど・・・」
ミラさんに頼まれたし・・・本音を言えばウェンディも心配だし・・・ここはちょっと様子を見に行こう!!
「わかりましたミラさん!シャルルも行く?」
俺はカウンターに腰かけているシャルルに聞く。
「まったく・・・おせっかいなんだから。ついて来なくていいって言ってるんだから、ほっとけばいいのよ!!」
シャルルはそう言いながらカウンターから立ち上がると俺たちと一緒にギルドから出ていく。
「そもそも、どうしてオニバスの仕事なんか受けるのよ。遠くに行けばいい
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