暁 〜小説投稿サイト〜
碧陽学園生徒会議事録〜?In the hill where the setting sun is beatiful〜夕日の綺麗なその丘で〜
On Winter one day 〜冬のある日に〜
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こうして運んできたという訳だ。
チクショー、これほど公園から家が近い事を悔やんだ事はないぜ!!
と感傷(?)に浸りながらも、取り敢えずあたしは家のカギを開けて中にかついで入った。
「真冬ー!おーい真冬ー!」
呼んでみるが、家の中からは人がいる気配がしない。きっとあたしが外に出てい間にどこか出掛けたのだろう。ていうか……
「出掛けるんだったら始めから自分で行けよな!!」
思わずあたしはそう叫んでいた。
あたしが外に出てたのだって、真冬が
『お姉ちゃん、ごめんだけど夜ご飯の当番変わって欲しいんだけど…』というからだ。
いくら可愛い妹だとはいえ、そこら辺を甘やかすのは良くないと思い反論したが、
「真冬は今月に発売した新作RPGのレベル上げで忙しいんですよ!!」
と鬼気迫る顔で言われ、思わず
「お、おう……」
となかば納得したようになっちまったからな……
そんな事を考えていると、どうやら男が起きそううだ。
『さっきからしきりに唸っていたが、本当に大丈夫なんだろうか…?』
そう思いつつも、あたしはさっきから別の事で引っかかっていた。
じっじじっ……
……ちゃん、ほらおいでよ!!
……待って!……くんっ!
「あれ、…あたしこいつとあった事ある……?」
今頭の中で一瞬ノイズが走っていった。
何かどでかい原っぱで二人で遊ぶ一対の少年と少女。
互いを追いかけあうようにきゃっきゃっ言いながら走りまわっていた。
何でだろう……今初めて見た影像なのに、何かどことなく懐かしさをあたしは感じていた。
まるで自分が経験したことがあるかのように……。
「……う、うぅぅぅぅぅぅん、……ここは……?」
どうやら本格的に起きたようだ。
『……まあ、後で聞いてみればいいか…』
そう自分で納得しつつもあたしはその男のほうに振り替えった。
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