マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0970話
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いる。
貴族や騎士達にしてもそれを止めようとはするのだが、その度に上空をメギロートが飛んでいては、それどころではない。
エルベ藩王国を含む国々との約定通りにサークル・レーザーを始めとした攻撃は一切していない。ただ、偵察する為に帝国軍の上空を飛んでいるだけだ。
そう口に出すと、円がどこか呆れた様な表情で口を開く。
「偵察するにしても、こう何度も空を飛ぶ必要はないと思うんだけど。大体、今の時点で前衛の部隊は殆ど壊滅してるじゃない」
「それは否定出来ない事実だな。いやぁ、偵察の不手際で何度も上空を行ったり来たりしただけで、ここまで衝撃を与えるとは思わなかった。予想外にも程があるな」
「……わざとらしすぎるわよ」
そんな風にお互いに白々しいやり取りをしていた。そんな時。
「あら? ねぇ、アクセル君。ちょっとこの映像見て頂戴」
メギロートが上空を飛ぶ度に騒いでいる帝国軍を見ていた美砂が、不意に呟く。
その言葉に、映像モニタへと視線を向けると……そこには予想外の存在が映し出されていた。
身体の大きさはゴブリンは勿論、オークすら優に凌駕する程であり、人間の2倍、あるいはそれ以上の大きさ。
しかも、注目すべきはそれだけではない。全身に鎧を着込んでいるのだ。見るからに重装歩兵とでも呼ぶべきその存在は、予想外にも程があった。
「……偵察しておいて良かっただろ?」
「否定出来ない事実ね」
俺の言葉にマリューが苦笑を浮かべながら頷き……その後は他にも何か見覚えのない兵種がいないかを本格的に調べ、やがてその日はそのまま終わり……翌日早朝、エルベ藩王国を始めとした各国がこの場に順番に到着する。
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