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美しき異形達
第四十八話 薊の師その十五
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から先はか」
「そう言われてる場所もあったの」
 裕香の住んでいた奈良のその山奥にはだ。
「そこから先は神様の場所ってされていて」
「山のか」
「入ると生きて帰られないとかね」
「あっ、山の神様って何か」
 菊がここで言った。
「人と獣の間の子みたいな」
「そんな姿なの?」
「何かそんな話聞いたことあるわ」
 こう裕香に言うのだった。
「私はね」
「そうなの」
「それで自分の領域に入った人を食い殺すとかね」
「それで入るなっていうのね」
「そう聞いたけれど」
「それで入るなって言われてるのかしら、まあ奈良県の山には」
 裕香は菊の話を聞いてあることを思い出した、そのあることとは。
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