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美しき異形達
第四十八話 薊の師その十
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だった、仲間達と共に。
 潜水艦の傍まで来て見学した、そのうえで。
 今度は菫がだ、こう言った。
「こうして近くで見ますと」
「どうでしょうか」
「思ったより小さいですね」
「よくそう言われます」
「やっぱりそうですか」
「他の護衛艦と比べますと」
 菫は他の護衛艦、潜水艦の周りにも波止場の各所に停泊しているそのグレーに塗装された護衛艦達も見回して答えた。
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