雷との出会い
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
が深い。
「まぁ、ダチから聞いた話だと第三世代の滅竜魔導士ってのもいるらしいけどな。第三世代はドラゴンに魔法を教わって、なおかつ体内に滅竜魔法を使えるようにする魔水晶を埋め込むそうだ。そうすることによってより大きな力を得られるらしい」
「へぇ!!すごいですね!!」
第三世代かぁ!なんかかっこいいな!!というか第一世代の俺たちなら第三世代になれる可能性があるんじゃね?いや・・・別にヴァッサボーネに教わった魔法だけで十分なんだけどさ。
「ナツは元気か?また街とか壊してねぇだろうな」
「ナツさんはですね。――――」
その後も俺たちは妖精の尻尾の話で盛り上がった。ラクサスさんはすごい懐かしそうな顔をしているのが印象的だった。
―――――グレイたちは・・・グレイside
「すまねぇ。聞きてぇことがあるんだが」
「なんですか?」
俺とセシリーはシリルを探すために道行く人たちに話を聞いている。いや、聞いてるのは俺だけだな。セシリーは招き猫みたいな格好して俺の頭の上に乗ってやがる。
おかげで話しかけるたびに頭の上を心配そうに見られちまうじゃねえか!!なんか恥ずかしいだろ!!
「あの・・・」
「あぁ・・・すまねぇ。この辺りで男物の服を着た小さな女の子見なかったか?俺の連れなんだがはぐれちまって」
「それなら確か・・・」
「あっちで金髪の大きな男の人に連れられてるのを見ましたよ?」
「本当か!?わかった!!ありがとう」
「ありがとね〜」
俺は二人組の女が指を指した方に向かって走り出す。金髪の男?誰だ?シリルの知り合いか何かか?
「金髪の男の人って誰だろ〜?」
「セシリーも知らないのか?」
「うん。金髪の人なんて昨日のリオンくんのいとこくらいしかわかんないよ」
セシリーも知らないようだ。シリルから声をかけたのか?だったら心配はいらねぇが・・・まさか誘拐しようとかじゃねぇだろうな・・・もしそうだったらミラちゃんとかナツに何言われるかわかんねぇぞ!!急がねぇと!!
女の子たちの言ってたところに来たが・・・それらしき人影はねぇなぁ。また聞くか。
「おい。ちょっといいか?」
「ん?なんだ・・・あ!」
「どうした?・・・あ!」
「なんだよ・・・あ!」
話しかけた三人組の男が俺を見て何かに気づく。なんだ?
「さっきの嬢ちゃん言ってた奴ってこいつか〜」
「まさかこんな人混みで半裸になってる奴なんかいねぇと思ったら・・・」
「いたな・・・」
男たちは口々に言う。半裸?
俺は自分の格好を確認したら上半身に服を着てねぇ!!またやっちまった
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ