雷との出会い
[5/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
話は聞かないのが礼儀ってもんだよな・・・もしかしたら嫌な思い出とか出てくるかもしれないし。
「そうなんですか・・・」
「どうだ?じじいは元気か?」
「マスターのことですか?そりゃあもう元気ですよ!」
「そっか・・・ならよかった・・・」
ラクサスさんはどこか安心したような顔をする。マスターの心配をしてるのか。本当に優しい人なんだな。
「そういえばラクサスさんってどんな魔法を使うんですか?」
「俺か?俺は雷の魔法を使うんだ」
雷かぁ・・・俺は水だから相性悪いな・・・敵として会わなくてよかった〜。
「お前はどんな魔法を使うんだ?」
「俺は水の魔法です。実はこう見えて水の滅竜魔導士なんですよ。俺」
「水の滅竜魔導士!?」
ラクサスさんが心底驚いた顔をする。珍しいからかな?でも妖精の尻尾にはナツさんもガジルさんもいるからそんなに驚く必要はないような気がするけど・・・
「なるほど・・・こいつがカミューニの探していた・・・」ボソッ
「ん?何か言いました?」
「いや・・・なんでもねぇ」
「そうですか?」
ラクサスさんは慌てたように否定する。
「ちなみに・・・お前はドラゴンから滅竜魔法を教わったのか?」
「そうですよ!」
「ほう・・・そのドラゴンの居場所とかはわかるのか?」
「いえ・・・全然・・・」
そう言えばヴァッサボーネもグランディーネも全然情報が得られないなぁ・・・どうしてるのかな?
「そうか・・・」
ラクサスさんは申し訳なさそうに言う。別に気にしなくていいですよ!
「あれ?お前“は”?」
俺はさっきのラクサスさんの質問に一つおかしな点を見つける。お前は、ってどういうことだ?ナツさんもガジルさんもドラゴンから魔法を授かったんだから、お前“も”が正解のはずだ。
「気づいちまったか」
「どういうことですか?」
「実は・・・俺も滅竜魔導士なんだ。第二世代のな」
「第二世代?なんですか?それ」
世代ってことは・・・第一世代もあるんだよな?まさかラクサスさんの他にも滅竜魔導士がいるのか!?
「第一世代の滅竜魔導士は、ドラゴンから滅竜魔法を教わった奴ら。お前とかナツだな。んで、第二世代の滅竜魔導士は体内に滅竜魔法を使えるようにできる魔水晶を埋め込んだ奴ら。俺と六魔将軍のコブラと、あとあいつだな」
「あいつ?」
「いや、気にすんな」
気になるわ!!じゃなくて、滅竜魔導士でもそんな風に分類されているのか・・・なかなか奥
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ