雷との出会い
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スさんは身長も大きいし、きっと見つけるのも楽なんだろうなぁ〜。俺もこのくらい大きくなれればなぁ・・・
―――――――その頃グレイたちはというと・・・第3者side
「グレイく〜ん!」
「セシリー!いたか?」
セシリーはグレイの前に降りて首を振る。
「そうか・・・」
「どうしよう・・・もう一回探してこようか?」
「いや・・・いい」
セシリーがグレイに言うが、グレイはそれをやめさせる。
「別れて探すと今度は俺たちもはぐれちまいそうだ」
グレイは辺りを見回しながら言う。グレイの言う通り、人が多すぎて別々に行動してたら二人もはぐれてしまうかもしれない。
「そうだね〜・・・じゃあ歩いて探そうか」
「そうだな。ん?」
「どうしたの〜?」
グレイは突然顎に手を当て考える。そしてシリルの特徴を思い出す。
「そういえばあいつ・・・男物の服を来てたよな?」
「シリルはあれでも男だからね〜」
シリルは黒のタンクトップにジーンズという格好をしている。服装だけ見れば男っぽいのだが、シリルの外見はどう見ても女の子のそれだ。
しかも中性的っていうよりも、その辺にいる女の子や下手をしたらモデルとかをやってる女の子よりも可愛いかもしれない・・・そんな美少女みたいな奴が男物の服を着ていたら、見た人たちは絶対に忘れるはずがない。グレイはそう考えた。
「セシリー!!いろんな奴に聞き込みするぞ!」
「うん!!」
セシリーはグレイの頭に乗っかる。歩くのがめんどくさくなったようだ。
「それじゃ、とっとと見つけるぞ!」
「お〜!!」
二人は近くの人たちに声をかけ、シリルを探し始めた。
しばらくして・・・シリルside
「見つからねぇな・・・」
「そうですね・・・」
俺とラクサスさんはなかなかグレイさんとセシリーを見つけられなくて困っている。ちなみに道行く人に「上半身裸の男の人と羽の生えた猫見ませんでしたか?」と聞くと、「え?そんな変態と新種の生き物いるわけないじゃん!」みたいなことを言われてしまう。
まさかとは思うけど・・・グレイさん、こんな時に限って脱ぎ癖を発動してないのか?早く服を脱いでグレイさん!!
「ところでよぉ、お前、いつ妖精の尻尾に入ったんだ?」
ラクサスさんに質問される。えーと確か・・・
「二週間ぐらいですかね?」
「やっぱり最近なのか」
やっぱり?どういうことかな?
「やっぱりって?」
「いや・・・実はな・・・俺は前まで妖精の尻尾にいたんだ」
ラクサスさんはそう言う。前まで?やめちゃったのかな?でも・・・そういう
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