雷との出会い
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イさんたち早く戻って来ないかな?
しばらくするとそこにはさっきまでいた人たちが全員いなくなる・・・いなくなったのだが・・・
「あ・・・あれ?」
俺は辺りを見回す。しかしグレイさんとセシリーらしき人影が見当たらない・・・あれ?これってもしかして・・・
「はぐれちゃった!?」
―――――――グレイたちは・・・第3者side
「なんだよ・・・ただの酔っ払いが騒いでただけかよ」
「なんかがっかりだったね〜」
グレイとセシリーは人混みを掻き分け先頭にまでいったのに、その集まっていたのはなんてことのないことだった。昼間から酒を飲んで酔っぱらったおっさんが電柱にぶつかってしまい、その電柱を人だと思い込み電柱に文句を言って一人で電柱と格闘していたのだった。
なんともアホな話である。
「なんか疲れちまったな」
「そうだね〜。シリル〜。そろそろ帰ろ・・・」
ここでようやく二人もあることに気づく。そう・・・シリルがいなくなっていることに。
「あれ!?あいつどこいった!?」
「そういえばあの人混みに入ったときから見てないような〜・・・」
二人は顔を見合わせる。そして二人はため息をつく。
「しょうがねぇ・・・探すか」
「だね〜」
二人はシリルを探すために歩き始める。
――――――シリルはというと・・・シリルside
「二人ともどこいったのかな?」
俺は辺りをキョロキョロと見回しながら歩くけど・・・二人の姿は見当たらない。まったくもう・・・
「二人とも迷子になるなんて!!」
いや、多分迷子になったのは俺なんだろうけど・・・なんかそれは認めたくない!
それにしても・・・二人ともどこにいったのかな?
フィオーレ王国の首都だけあって、人が溢れかえっているクロッカス。おかげで周りに人しかいなくてよく見えない。
「どうしよう・・・」
―――――第3者side
一人の男がクロッカスを歩いているとその目に懐かしいギルドマークを肩に入れた少女が目に入る。
「妖精の尻尾か・・・」
男はその少女を見て少し懐かしい気持ちになる。しかし、その男にはその少女の顔が全く記憶にない。
「新入りか?」
男はそう考える。するとその少女は困ったような顔で辺りを見回している。
多分仲間とはぐれたのだろう。じじぃがこんな小さな子を一人でこんな遠くの街に行かせるはずないからな、と男は考える。
「しゃあねぇな・・・」
自分がさんざん迷惑をかけてしまったギルド、そこに新しく入った少女なら、助けてやるぐらいはしてやらないとな、男はそう思い、その少女に近づいていく。
―――――シリルside
「う〜ん・・・」
俺は背伸びした
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