第八話
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すいのかな?
とにかく、体に堪っていた経験値を神聖文字に書き換えて体に刻み込んでく。感覚的には筆を走らせてる感じだけど、実際に背中には何の感覚はない。光が漏れてるのに感覚が無いと少し怖かったりする。
そして今気づいたけど、私の背中に刻まれている神聖文字に『錠』が掛けられていなかった。神様たちの間では通称錠と呼ばれているものは、背中に刻まれている神聖文字を他人に見えないように施しをすることで、その鍵を開けられるのはその神聖文字を刻んだ神だけ。セレーネ様が言うには他人の眷属の錠を解錠できる神もいるらしいのだが、前世の私はステイタスを見られたところでどうしようもないものだったからあんまり深く考えなかった。あと錠を掛ければ黒い刻印は見えなくなって、本来の背と同じ見た目になるからビジュアル的に使ってたりする。
今の私は見られたらとんでもなくヤバイので錠を二重に掛けてます。複数の神聖文字を順序通りに入力しないと解除できない、ダイアル式の鍵だと認識してくれれば間違いない。
さて、初めてのステイタス更新はいかほどかな?
クレア・パールス(レイナ・シュワルツ)
Lv.1
力:I1→I8 耐久:I1 器用:I1→16 敏捷:I1→10 魔力:I1
《魔法》【アルテマ】【ファンファルレーゼ】【ヒリング・パルス】
《スキル》【不朽の心】【愛情の証】
まあ完全な初期値だからね。上がりやすいのも頷ける。これが800台あたりに乗るとかなり攻撃したなぁと思っても1ぐらいしか上がらないからね。あのジリジリ感は辛い。
にしても器用と敏捷の上がり方が極端だね。器用は【水連】と【撥水】をしまくったせい、敏捷は言わずもがなLv.2の─後に調べた─ミノタウロスに追い掛け回されたからだね。レベルが違う相手と戦うと貰う経験値も違ってくる。格下と戦ってもあんまり貰えないし、格上の相手と戦えば沢山貰える。前世でLv.8あたりになってくると嫌がおうにも深くまで潜らないと上がらなかったからね……迷宮の弧王を探していた時期もあったなぁ。
ひとまずフレイヤ様に見られないように早急に鍵を掛けなおしてステイタス更新を終えた。
にしても、この作業って結構疲れるね……。私が全く慣れてないせいでたどたどしいだけなのかもしれないけどね。
んで、今更思ったんだけど、私ってばもうレベル上がらないんじゃね?
理由として、もともとレベルが上がる条件って精神的限界を突き破ることなんだよね。だから前世で限界を突き破りまくってる私に、もはや突き破る余地があるのかどうか凄い怪しいところ。まあレベルが上がらなくても発展アビリティ・無窮で隠しパラメータが上がり続けるから止まることは無いだろうけど、レベルが上がったほうが絶対に効率が良い。
ちなみに私がLv
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