case.1 「廃病院の陰影」
Y 7.21.am10:23
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」
聞かなきゃよかったよ!俺はどうやら、とんでもないやつを知り合いに持っちまったらしい…!
天宮氏だってそうだが、俺にはどうも不釣り合いな気がしてならないんだよな…。
俺が自分について考察している時、近くに一台の外車が停まった。
「やぁ藤崎君、準備は順調かね?」
それは天宮氏だった。
「天宮さん、ご無沙汰してます。」
俺が挨拶しようとした矢先に、なぜか田邊が挨拶をした。
俺はビックリして田邊に聞いてみた。
「田邊君、天宮氏と面識があるのか?」
今まで俺は、彼らに面識があるとは考えもしなかった。その質問に答えたのは田邊ではなく、天宮氏だったのだが。
「藤崎君、隠すつもりはなかったんだがね。田邊建設とうちとは爺さんの代からの付き合いでね、彼のことも子供の頃から知っているんだ。」
全く持って初耳だった。だが、天宮氏も田邊も、あまり自分については語らない性格だ。こちらから聞けば答えるが、そうでない限りは口にしないのだ。
まぁ、他人に対して距離を置いているように見えるが、それが返って人間関係に良い結果を出しているようにも思う。
人徳なのか才能なのか…。彼らだからできる芸当なのかも知れないな。
むんですよね…。
この二首は、そこを通る時にふと詠んだもの。
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