暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第4話 リトルネペント狩り
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
を抜き目の前にいるリトルネペントに向かって片手剣スキル単発技《ホリゾンタル》を放つ。
するとキリトがいきなり茂みに向かって語りかけた。
「……コペル。知らなかったんだな、お前。
たぶん、《隠蔽》スキルを身につけ取るのは初めてなんだろ。あれは便利なスキルだけど、でも万能じゃないんだ。視覚以外の感覚を持っているモンスターには効果が薄いんだよ。
たとえば、リトルネペントみたいに」
その瞬間俺は悟った。
キリトがミスをして実を攻撃したのではなく、キリトと一緒にいた奴が故意に実を攻撃して《MPK》をしたことに。
キリトはそう言うとくるりとこっちを向き、自分に突進してくるリトルネペントの列に視線を据えた。
キリトは剣を握り直すと目の前の敵に向かって威力をフルブーストした《ホリゾンタル》を弱点部分に命中させ1撃で敵を屠った。
キリトの後ろでは茂みに向かってリトルネペントが近づいていった。
たぶんその茂みにMPKをしたコペルというプレイヤーがいるんだろう。
「…ッ??ヤベッ??」
間一髪で横からのツルの攻撃を避け《ホリゾンタル》で捕食器を切り裂く。
だが、相手が爆散すると同時に斜め後ろからツルが襲ってくる。
それを体を捻って直撃を免れるが少しHPが削られる。
相手の方を向くと突っ込みそのまま《スラント》を発動させ、敵のHPを0にする。
それと同時に後ろに飛び距離をとり、周囲を観察する。
敵の数は軽く30はいた。
これだけの敵をたった2人で倒せるのか……?
そんなことを思っているとリトルネペントの集団の真ん中から幾つものポリゴンの欠片か宙に舞っていた。
「キリトが戦っているのに諦める訳にはいかないな」
俺はそう心に決め、リトルネペントの集団に向かって突っ込んでいった。
そこからの十数分俺たちは無我夢中で戦った。
直撃だけをギリギリで避け後の攻撃は無視し、剣を振るい続けた。
1時間前みたいに考えるか余裕はなくただひたすら剣を振るう。
自分のHPの量を気にする暇もなく敵を斬ることだけに集中した。
一体ずつと倒す数は少ないが確実に敵の数は減っていった。
何体目になるかかわからないリトルネペントに《ホリゾンタル》を打ち込み倒したところで何処からか、パリィイィィン!と明らかにモンスターが爆散する音と違う音が響き渡った。
プレイヤーの死亡エフェクト。
10匹以上のリトルネペントに囲まれていたコペルがついに力尽きたのだ。
だが俺は気にせず横にいるリトルネペントに向かって《スラント》を放ちHPを0にする。
「う……おおぉぉああああ??」
疲れきった体に鞭を打ち俺は咆哮をあげ、地面を蹴る。
左からくるツルの攻撃を最小限の動きで避けそのまま敵に突っ込み、弱点の茎の部分に素
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ