マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0969話
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、異世界間連合軍だっけ? 私達にあるみたいだけど?」
確かに美砂の言葉は間違っていない。だが、それでも……
「念には念をってな」
さすがに俺達の戦力を知っている状況でこちらを裏切りはしないだろうが、この門世界の住人である事を考えるとどうしても念を入れたくなる。
……それもこれも、お互いの戦力差を理解していながらも未だに無条件降伏する様子を見せない帝国の事があるからだな。
理解出来ない存在に対して攻撃的になるというのは、正直分からないでもないが。
「念には念を、ね。まぁ、元々向こうはこちらに返しきれない程の恩があるんだし、それを思えば今更その恩が1個や2個増えたところでどうという事もないんでしょうけど」
笑みを浮かべながら告げるマリューだが、実際その通りだろう。
このままエルベ藩王国を始めとした国々が帝国を滅ぼしたとしても、この地を統べるだろう連合国はシャドウミラーを始めとした異世界間連合軍に対しては頭が上がらない。
それでも一応は独立国として扱われるのだから、帝国よりは大分マシなんだろうが。
「帝国も、自分から進んで虎の尾……じゃなくて、大魔王の尾を踏まなくても良かったのにね」
円の呆れた様な言葉に、マリューと美砂の2人が頷く。
ちなみに、俺の尻尾は普通にあるが……大魔王とか言われている割には、悪魔の尻尾じゃなくて竜の尻尾なんだよな。
そんな風に話していると、不意に通信画面が開く。
そこに映し出されたのは、量産型W。
『報告です。目標を捕らえました』
エルベ藩王国に派遣している量産型Wから、ディアボの拘束に成功したという報告だった。
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