旧校舎のディアボロス
どうやら原作が始まるみたいです!
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何してこなかった雑魚堕天使が不適に笑っていました。
「えェ、ばァっちりですよォ。明日また会う約束もしましたしねェ」
それに対抗し、私も不適に笑って応えました。
「そう、でも残念。あなたに明日なんて来ないわっ!」
次の瞬間、彼女の手から小さな小さな、それこそ人間の腹に直径10センチ程度の風穴を開けれるかどうかの大きさの薄汚ェ光を放つ光の槍が投擲されました。
しかも、友人達の投げるものより格段に遅い。友人達の投げる光の槍がF1カーの最高速度並とすれば、この堕天使の投げる光の槍は超重量戦車マウスの最高速度くらいがイイ所です。遅いにも程がありますね。流石はワンです。まあ、友人達はトゥエルヴやイレヴンですから仕方ないと言えば仕方ないんですけどね。差が有り過ぎます。単純計算で十一倍や十二倍ですから。
しかしこの堕天使は弱いですねェ。私の友人達はノーモーションで駒王学園の校舎並みの大きさの槍を十本単位で投げてくるのに。
「やれやれ。何度も言うようにィ――っと、そう言えば貴様は初めてでしたね。なら教えてやりましょォかァ」
そう言いつつ、私は迫ってきた汚い光の槍を掴み取り―――
「私は」
―――手に力を込めていき―――
「細胞レベルで」
―――徐々に力を強めていき、そして―――
「オーバースペックなんです!」
―――跡形もなく握り砕く。
「うっ、嘘よ…あなた、本当に何をしたのよ。ただの人間ごときが、私の槍を砕くなんてあり得ないわ!」
「確かに、ただの人間なら不可能でしょうね。ですが、あいにく私はただの人間ではないので。さっきも言ったように、私は細胞レベルでオーバースペックなのです。ま、トゥエルヴやイレヴンの攻撃を止められるのに、ワンの攻撃を止められない訳がないでしょう」
「まっ、まさかあなた、神器保持者……」
「そうですよォ〜、自身の身体能力向上系じゃないので先の行いは全て素の身体能力によるモノですけどねェ。で、どうします? 堕天使の小娘。このまま逃げるなら追いませんけどォ?」
そう挑発しながら私は構えをとりました。しかし。
「えぇ、得体の知れないアナタを殺すように指示を受けてもいない。それに、もう目的は達成したから」
「何ですと?」
「おい間抜け。碧羽さんの友人の仮死化終わらせたぞ、二度とこんな事やらせんなボケが」
「何!?」
突然の第三者の声に振り返ると、そこには光の槍に貫かれ、血の海にいるイッセーと、もう1人堕天使がいました。って、カラワーナ
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