暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールパパラッチ
旧校舎のディアボロス
どうやら原作が始まるみたいです!
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「「「死ねー!! 重楯ェ(碧羽ゥ)ーーー!!」」」
「アッハッハッハ、お断りですね」


 ――バキッ! グシャッ! グチャッ!


「フォビドゥン!?」
「レイダー!?」
「カラミティ!?」


 授業が終わり、時間は放課後となった今、私は変態三人組に報復されました。が、返り討ちにしてやりました。普通の人間程度に負ける程弱くないですし。


「重楯! お前のせいでまた穴場が無くなっちまったじゃねーか!!」


 丸刈り頭の変態が叫ぶ。こいつの名前は松田 陽一。爽やかなスポーツ少年の姿をしたのとは裏腹にド変態の残念少年です。別名『エロ坊主』『セクハラパパラッチ』『重楯 碧羽と真逆の行動をする奴』


「そうだぞ重楯! あの穴場を見つけるのにどれほど時間がかかったと思うんだ!!」


 次にメガネ少年が叫ぶ。こっちの名前は元浜 惣右介。メガネを通して女性の体型を数値化できるとかいうクソ下らねぇ特殊能力を持ってます。誰がどう考えても明らかに残念能力ですね。握手しないと発動しない読心能力やアスファルトの粘性しか操れない能力並に要りません。後者二つの能力を持ってる私が言えた義理ではないですが。


「そうだぜ碧羽(へきう)! おかげで俺達すげー怒られたんだからな!!」


 そして最後に叫んだ奴の名前は兵藤 一誠。あだ名は特に無いですが、強いて言えばイッセーでしょうか。ほか二人が濃すぎるせいで地味になりがちだから仕方ないですかね。まぁ、別に知らんでも構わないでしょう。正直な話、特に変わった見た目や能力がないから、ただのド変態野郎というわけです。ただ、困ってる人は分け隔てなく出来得る限りの助力をし、頭も学年上位を取るほどに良いので、教師や生徒会からすれば扱いに困る生徒堂々の第二位を飾っています。因みに一位はぶっちぎりで私です!


「元士郎以外は全員女性で美人な生徒会メンバーに説教を貰ったんです。本望でしょう? 貴方達は」
「「「ハイ! 生徒会メンバー最高でした!!」」」


 悲しいかな。前二人は兎も角、イッセーと私は友達という関係にあります。所謂、悪友にして親友的な。まぁ年中ネタに尽きない連中で、面白いですし。イッセーとは家が隣同士ですしおすし。








 それから松田と元浜の二人と別れ、イッセーと二人で他愛もない話をしながら家路についていると突然―――

「あの!兵藤一誠くんですよね?」

 ―――イッセーが声を掛けられました。しかも美女です。


「えっと……俺が兵藤一誠だけど。……どちら様?」


 ある意味初めて美女に声を掛けられたイッセーは緊張してます。ちょっとからかってみますか。暇だし。


「我が親友兼悪
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