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EVANGELION ANIMA〜もう1つの可能性〜
壱話 変わる世界(前)
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入っている。シンジが殺されるのも時間の問題だろう。

[ガタ…]
「冬月先生後は頼みます」
「?どうした碇、まだ量産機は完成しておらんのだぞ?」サード・インパクトは、初号機と量産機が揃ってやっと発動する。
「確認ですよ。繰り返す事に越したことはない」ゲンドウは、司令塔から立ち去る。
「そうか、わかった」

「第3層に侵入者!」
「防御できません!」戦自の攻撃は、収まることなく続いている。発令所までたどり着かれるまでたいして時間は掛からないだろう。
「メインバイパスを挟撃されました」
「第3層までを破棄します!戦闘員は下がって、
803区間までの全通路とパイプにベークライト注入!」ミサトはシゲルに指示を出す。
「はい!」

[カション]
「これで少しはもつでしょ」
ミサトは、シンジを助けに行くための準備を進める。
「非戦闘員の白兵戦闘は極力さけて、ドグマまで後退不可なら投降した方がいいわ。
ごめん、あとよろしく」
「…はい」
マコトに任せ発令所を出ていくミサト。
(葛城さん、無事でいてくださいよ)尊敬する上司の無事をマコトは、心の中で願った。



ルート47
[ドドドドドドド]
(銃声…爆音…敵は中まで侵入して来てるんだ)
(このまま、エヴァの所に行かずにいたらどうなるんだろう?みんな死ぬのかな…)
(綾波もアスカもミサトさんも父さんも…僕も)
(もういいんだ。もう疲れた)
「もう、何もしたくない」

[ジャキッ]シンジの頭上で構えられる拳銃(グロッグ17)。
「サード発見これより排除する」
(人だ、使徒じゃない)顔を上げると三人の男が立っていた。見慣れない装備をしているので戦自だろう。
[グッ]一人が頭に銃を押し付ける。
「悪く思うな坊主」男は無力な少年を殺す事に戸惑いがあるのかゆっくりと引き金を引く。

[パン!]
通路に銃声が響く…が、
(生きてる?)シンジは死んでいなかった。
[パパパパパパパッ]
また銃声が聞こえる。
(ミサトさん…)シンジの瞳には、銃を構えながらこちらに走ってくるミサト。
[ドシャ]
二人の男が倒れる。
ミサトは、残った戦自の男に蹴りをいれ顎部に銃を押し付ける。
「悪く、思わないでね」
[タンッ]
男はそのまま倒れて動かなくなった。
「ハァ、ハァ…シンジ君、行くわよ」
「行くってどこへですか…?」
「決まってるでしょ。初号機の所よ」

同時刻ー第2発令所
[ガラッ]
「本格的な対人要撃システムは、用意されてないからな、ここ」シゲルがコンソールの下に潜り銃などを取り出す。
「戦自が本気を出したらここの施設なんてひとたまりもないさ」同じく銃の調整をしているマコト。
「……今考えれば侵入者要撃の予算縮小って、これを見越
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