第二十三話
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しかし、その攻撃を食らいいつつも尻尾でリーをカウンター気味に弾き飛ばす。
「リーさん!」
ヒナタが叫ぶ。
「大丈夫です。それよりトウテツが」
予想外に俺達のチームが善戦し、脅威を感じたトウテツはこの場から逃げようと反転する。
「そうはいかない!」
『チェーンバインド』
瞬間、虚空から現れた幾つもの風の鎖がトウテツを絡め取る。
「ぐぎゃあああああああ!」
しかしそれを引きちぎらんばかりの力で暴れるトウテツ。
「はぁっ!」
「やぁ!」
引きちぎられた鎖をヒナタとリーが掴み、力を込めてその場に高速する。
「今です!」
リーさんが叫ぶ。
「スサノオ!」
俺は隠を解き、右手に持った十拳剣をトウテツに突き刺す。
「封!」
突き刺されたトウテツは必死にもがき、その剣から逃れようとするが発動された封印術になす術もなく封印された。
「封印完了。皆お疲れ」
「強敵でした」
「本当に」
「帰ったら焼肉でも行くか」
「良いですね」
「もちろんアオのおごりだよね?」
「な!?」
「ご馳走になります」
「ごちそうさま、アオくん」
里に戻り、綱手さまに報告後、俺達は焼肉屋に直行。
結局俺のおごりとなり、俺の財布はかなり寂しい事になりました。
とほほ…
更にしばらくしてまた集められる俺達念を使える4人。
「すまない、今度は四凶の一角の渾沌(こんとん)が…」
もはや俺の耳に後半の言葉は入っていない。
マジで勘弁してください…
結局俺達はその後、渾沌と檮?(とうこつ)という残りの四凶をスサノオの十拳剣で封印する事になるのだった。
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