第二十三話
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殲滅の任にあたるよう」
と、リーの編入を認めた。
「はい」
「それで、そのトウテツってやつはどういったやつなんですか?」
リーさんを含めた俺達4人はトウテツ殲滅の為に目標の確認された里まで移動中だ。
「キュウキと同種ならば途轍もなく禍々しいオーラを発していて、自分もオーラで身を守らないとその瘴気でやられてしまう。さらにその戦闘能力は未知数」
「そんな敵をどうやって倒したんですか!?」
「不意を突いて、大技で一気に」
「…アオさんが不意を突かなければ勝てない相手ですか」
いやいやリーさん。俺はそんなに強くないですから!
すでに同じオーラ量での『硬』での攻撃力はリーさんの方が上だ。
単純な殴り合いなら負けるのは必死。
「それで、リーさん『堅』の維持は何分くらいできる?」
「そうですね、45分くらいですか」
ふむふむ。念を覚えて半年にしてはなかなか。
「ならば実質の戦闘時間は20分弱くらいか…」
ターゲットのトウテツが確認されたポイントへと向う。
「あそこだな…此処からでも奴の禍々しいオーラを感じる」
ターゲットまでおよそ2km。
「うん」
同意するソラ。
「どうするんですか?」
リーさんがトウテツに対する方針を聞いてくる。
「出来れば奇襲によって一撃で封印してしまいたいところだ」
「封印する手段は?」
「俺が持っている」
「ならばそれで行きましょう」
「ただ、俺の封印手段はその性質上、相手の動きを一瞬でも止める必要がある」
突き刺さなければ十拳剣の封印効果は得られない。
「だからソラ達3人でトウテツの動きを封じてほしい。動きさえ封じてしまえば後は俺が封印術を行使する」
「わかりました」
「わかった」
「了解」
「さて、方針も決まったところで行きますか」
俺達は瘴気渦巻く空間へ、纏で瘴気をガードしながら進む。
そしてもっとも瘴気が濃い場所に向って進んでいくとそこにトウテツを発見。
体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の爪、人の顔。
全長は6メートルほどであろうか。
キュウキもそうであったが、それ以上に禍々しい体躯をしている。
トウテツの双眸が俺達を捕らえる。
「作戦開始だ」
「「「はい!」」」
俺はソルを握り締め、スサノオを発動する。
『ロードカートリッジ』
スサノオに使う莫大なオーラをカートリッジから補う。
ソラ、ヒナタ、リーはトウテツを取り囲むように移動し、攻撃を加えながら俺の方へと誘導している。
「木の葉旋風!」
オーラで強化した回し蹴りをトウテツに放つリー。
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